+ m.yam 窯日誌 +
2017年 4月
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次の展示は5月の伊豆高原アートフェスティバルです

自宅での展示と、「Bauhaus」の厨房で「生活シリーズ」の展示を
ご用命頂きましたので、2ヵ所での展示となります。


 

 
  2017年4月7日(金)
      タケノコ桜

  
目の前の放置されて草木がボウボウになっていた土地にいよいよ行政の手が入ったようで、毎日朝から竹や木々が切り倒されていきます。凄い勢いでスッキリサッパリしていくのでちょいちょい窓から偵察。小さなチェンソーで、大木もなんでも切り倒してしまう。 
 
敷地から飛び出した枝から落ちる葉っぱや毛虫みたいな大量の実、トラックにも枝がガサガサ当たって危ないし、薄ら暗くて不気味なので近所の人達の悩みの種だったらしいのですが、アッと言う間にお悩み解決だ。毛虫の木が倒れる瞬間をちょうど目にして、あぁ!とびっくりして手を合わせた。毎年毛虫の実を宿して道に散蒔いてくれてありがとう。私は1年ちょっとの短い付き合いだったけど、さようなら。 
 
この敷地、竹やぶの鬱蒼とした中に一棟のお化け屋敷のセットのような朽ちた廃墟が建っており、丑三つ時に訪ねると、剥き出しになって表から丸見えの和室に白髪の老婆が座っていて「お茶をあがっていきなせぇ」と手招きされるのだとか。怖い。でもその廃墟ももう間もなく撤去されるのであろう。噂のお茶を頂けるのも今夜の丑三つ時が最後かもしれない。 
 
さて、アートフェスティバルの追込みもヤバい感じになってきましたが、私はバウハウスに向けたグロテスク作品は、長期プランでやってると頭がおかしくなりそうで危ないから、搬入の寸前ギリギリの24時間ぐらいで一気に取り掛かり仕上げることを決めた。まったく私って「かしこ」(大阪弁で賢人という意味)だわね。 
 
嬉しいことなのだけど、想像を遥かに超えて松屋での展示で作品が売れてしまって手元になにもなくなってしまったので、アートフェスティバルの作品があまり多く展示できそうになく、、あんまり遠くから来てもらう方には申し訳ない、、困ったなぁ。。と思い悩んでます。しっかりやらねば。本当にもう時間がナッシュビル! 
 
あ、タイトルは、この季節、例のお隣の敷地に皆が掘りにいっていたタケノコ、もう今年は掘れないのかな?という事と、伊豆高原の桜はもう咲いたのか?工房に籠っているから全然わからない、、という事を書こうとしたのだった。
  

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  2017年4月4日(火)
      陽気なおじさんだらけ

  
伊豆高原アートフェスティバルでは、見た人が凍りついてチビるような恐ろしい作品を作るぞ!と意気込んだが、その瞬間から毎日怖い夢見るし頭痛がして歯が痛くなって貧血で倒れたり不眠になったり気分転換にららら〜とか言いながら近所を歩けば股関節が痛くなって階段が上がれなくなる。恐怖や憎悪や無慈悲な暴力を通した表現なんて、人類が生まれ瞬間から星の数ほどうじゃうじゃあるというのに、ちょっと自分がやろうと思っただけでこのへっぽこ野郎かよ。阿保バカ毛虫。あたしなんてスーパーナガヤにゆであずき買いに行く道すがらに雷に打たれて全身焦げて黒い粉になってパラパラ飛んでっちゃえば良いんだ!「この意気地無しっ!ばぁん!」(風間杜夫)「私はバカでノロマな亀です」(堀ちえみ)。 
 
暗い気持ちになって庭を見やればそこでは陽気なオットが上機嫌でカンテやボサノバを大音量でかけて大声で歌いながらドリルや金槌の音を響かせて木造のオブジェを建設中。「木でなんかするのは楽しくてたまらんっ」と、きゃいきゃいはしゃいでいる。そんな大きな音をたててたら、そのうちご近所から苦情きちゃうよ!と私が暗い顔で言ったら誰か来た。ほら苦情がきたやんけと思いきや、それはお隣の放置林を整備するから「1週間ほどうるさくしますのですみません」という業者さんの挨拶だった。オットは張り切って「俺のほうがうるさくします!」と対抗していた。そんなわけで苦情がくる可能性は消えた。「良さげな竹が出たら下さい」とか「こんなん出たけどどうかな?」とか楽しそうにやってる。陽気なおじさんには陽気な出来事が集まるのだということを目の当たりにしてしまった。最後は輪になってチェンソーやノコギリや木の枝やチューリップを手にしてフォークダンスでも踊るのだろう。それを私と点ちゃんはカーテンの隙間から覗くのだ、暗〜い顔で。。
  

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  2017年4月1日(土)
      入り江

  
今日も早めに目が覚めたらなんだか外が騒がしい。お風呂場の窓を開けてみたらすぐ目の前がエメラルドグリーンの入り江になっていて、25メートルプールぐらいの大きさのクジラが何頭も遊びに来ていた。色んな国籍の色んな顔つきや肌の色をした漁師達が大勢、入り江の周りを走り回ったり小舟を漕ぎながら網で魚を掬ったりして忙しそう。漁師に連れて来られた犬もいっぱいいて、入り江を行ったり来たりしている。するとクジラが海から顔を出して犬のお尻をつついたりして、犬はビックリして跳ねてワンワン鳴いたりして、すごく楽しそうにはしゃいでいる。漁師達、犬達、クジラ達、さも毎朝のことのように慣れた感じで首尾良く作業している。毎朝こんなことが庭で起きていたのか。ここに引越してもう1年半近くなるっていうのに、もっと早く気付けば良かった。。 
 
今日もずっと冷たい雨。 
変な気圧のせいなのか風呂場の前が入り江になる夢を見た。
  

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  2017年3月30日(木)
      布団にコウモリ

  
朝6時にふと目が覚めた。いつも8時までぐぅぐぅ寝ているのだが、昨日も時計のツクリでタタラを沢山切ってずーっと座りっぱなしで頭がフラフラしてきたからずいぶん早めに寝たのだ。お腹の上に乗せている右手の人差し指になにかチクチクした痛み、動かそうとしたらチクチクが更に指に食い込もうとしてくる。点ちゃん?と思ったが点は枕元にいて丸まってすーすー寝息をたてている。お腹にも爪みたいなチクチクを感じる、時折バサッ、バサッ、、と羽を動かす気配。布団が掛かっていて見えないのだけれど、どうやらコウモリがお腹の上にいて私の指を噛んでいるのだ。布団から出て振り払いたいけれど体が固まって動かない。「助けて〜!助けて〜!」と叫ぶけど全然声が出ない。そもそも叫んだところで点は熟睡が深いしオットは朝型でとっくに布団を上げて桜公園か一碧湖に散歩に出掛けている。あきらめて目を閉じたままじっとするうちに又眠ってしまったよう。。 
 
病院の待合室の様な無機質な場所。壁一面がガラスになっている。ガラスの前のソファに座った見知らぬ老女がさめざめと泣いている。「どうしましたか?」と聞けば、孫が冷酷なお芝居を楽しんでいるのだと言う。毎日が賑やかで忙しく華やかで空虚で、最後には手首にカミソリを当てる仕草をするのだと泣いている。お芝居なのだと自分に言い聞かすのだけれど、老女は涙が止まらないのだと訴えてきた。その背後で急に大きな花火が次々に上がりはじめた。いつの間にか沢山の見物人がぞろぞろと花火の会場へと列をなしている。そういえば私もみんなと待ち合わせしていたんだっけ。待合室を後にして私は列に混じって歩きだした。 
 
今朝見た夢は怖かった。ブルブル。怖くてまだ頭痛がしてるのでイヴクイックを飲んだ。ホラー映画を見たからだ。あとEテレでやってた過酷労働で自殺した女の子の事を取り上げた番組も終わりかけだったけど少し見た。自殺大国と呼ばれる日本は一体どこへ行こうとしているのか。毎年、東京マラソンに参加する人数より多くの人が自ら死んでいくのだそうだ。生きている実感の持てないまま声をあげずに死んでいく人達。 
 
今日も引き続き時計のツクリをしながら、己の中の恐怖に心を寄せていく所存。嗚呼。。
  

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