引き分け抽選負けで準決勝に進む事は出来なかったが、まだ強くなれると予感させるゲームだった。 
 
そう感じさせたのはリリーフで初登板デビューした小松だ。聞いてた通り真っ直ぐの速さは相手打線にバッティングをさせなかった。ブランクのせいか制球、特に変化球の制球に苦しんだが、感覚が戻ればそれも解消されていくだろう。 
 
先発は先週好投した河野。１００勝に王手をかけてからの初先発だったが、初回先頭打者にいきなりサク越えを打たれてしまった。２回にもまた左打者にサク越えを喫しこの回で降板。リーチ一発での１００勝目は成らなかった。打たれた安打はこの２本のみ、何とも痛い２発だった。 
 
打線は好投手相手に粘りを見せた。先制を許した１回裏、二死２塁から４番の松田が二塁打ですぐに追いつく。最終回となった５回も二死２塁の場面で有木が会心のタイムリーを放ち追いついた。最後安達の捉えた打球が右翼手の好守で勝ち越すことが出来なかったのが何とも惜しまれた。