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2018年 10月
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10月 31日 (水) 稼いだ人が破綻するワケ
10月 30日 (火) 国民から見捨てられる国 社員....
10月 29日 (月) 国も個人も本質は金で見える
10月 28日 (日) 絆は家畜を縛る綱の事
10月 27日 (土) 疑り深くなるのは職業病
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 10月 5日 (金)
 サキイカをつまみに日本酒を湯飲みでグイ飲み
先日新聞の片隅にある方の訃報が載っていました。 
 
サルバドール・タリさん 
 
享年70歳だそうです。 
 
サルバドール・ダリであありません。 
 
サルバドール・タリです。 
 
まぁ新聞には載ってますが知らない人が多いんでしょうね。 
 
名前はもちろサルバドール・ダリからのパクリですが 
 
私は実は 
 
サルバドールダリより先にサルバドールタリさんの名前を覚えました。 
 
その方の名前の由来を聞いて 
 
初めてスペインの有名な画家の名前を知ったのです。 
 
このタリさん 
 
どうして私が知ってるかと言えば 
 
大学2年生の頃 
 
某旧財閥系の資産管理会社でアルバイトで雇われ 
 
六本木の時間貸し駐車場の管理をしてた時期があって 
 
このタリさんもシフトで良く入ってましたので 
 
暇な時には 
 
二人でたっぷり話しをしたのです。 
 
まぁタリさんは私の事を覚えて無いかもしれませんが 
 
私自身は10代最後の多感な時期にこの方と出合って 
 
大変刺激を受けましたので 
 
今でもはっきり当時の事は覚えています。 
 
このタリさんは小柄で 
 
一見何の変哲もないバイトの男性でしたが 
 
私が凄いと思った出来事が何度もありました。 
 
一度夜中に二人でシフトに入ってると 
 
二人のチンピラがからんで来た事がありました 
 
明らかにまともな人間ではありません。 
 
で私が警察に通報しようとすると 
 
私が持った受話器を抑えて 
 
タリさんが首を横に振りました 
 
どうするかと思ったら 
 
このタリさん 
 
小柄なのにそのチンピラ二人に対して 
 
“ここは人目につくからビルのウラに来い” 
 
って言って二人を連れて行きました。 
 
でしばらくして戻って来ましたが 
 
チンピラは戻ってきませんでした。 
 
私がどうなったんですか? 
 
って聞くと 
 
“ぶっ飛ばした” 
 
って一言 
 
それからな何もなかったかのように仕事をしていました。 
 
まぁそのシーンは見てませんが 
 
多分映画のような事が起こったんでしょうね。 
 
また六本木の駐車場場には 
 
たくさんの有名人がやってきますが 
 
その人達の大半がタリさんを知っていて 
 
皆さん親しげに話しかけてきました。 
 
あまり自分の事は語りませんでしたが 
 
それだけに凄さを感じさせるそんな人間でした。 
 
このタリさん 
 
私は当時その名前を聞いても知らなかったのですが 
 
寺山修司の事をよく話してくれました。 
 
タリさんのおかげで 
 
寺山修司は大変有名な人だって分かったのです。 
 
まぁ私もまだ10代でしたからね 
 
世の中の事はほとんど知りませんでした。 
 
でこの寺山修司の事を語る時に 
 
私に 
 
“あの人のためなら死ねる” 
 
って言った事があります。 
 
で私が 
 
どうしてそこまで思うんですか? 
 
って尋ねたら 
 
“あの人は神だから” 
 
って言って居ました。 
 
そんな関係が半年ほど続いたでしょうか? 
 
私がより良いバイトを探して辞める事になりましたので 
 
このタリさんが一席設けてくれました。 
 
一席と言っても 
 
バイトが終ってから 
 
ウラの休憩所に 
 
サキイカとピーナツと日本酒 
 
これを買って来て 
 
湯飲みで飲んだのです。 
 
当時は今とは時代が違いますし 
 
もう時効でしょうから本当の事を語りますが 
 
当時私はまだ未成年でした。 
 
今であれば 
 
私は補導されて 
 
タリさんは役者人生を失ったんでしょうね。 
 
ただ 
 
私に取っては 
 
あの酒は生涯忘れられない味になりましたので 
 
そんな体験が許されない今の人達は気の毒 
 
そんな風に思う事もあります。 
 
古き良き時代でした。 
 
その後会う事はありませんでしたが 
 
時々映画の端役で出てましたので 
 
テレビの放送でお見かけしては 
 
当時の事を想い出していました。 
 
タリさん安らかにお休み下さい。 
 
そして 
 
おいしいサキイカと日本酒 
 
本当に有り難うございました。 
 

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