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 2012年3月5日(月)
 議案質疑通告『介護保険料値上げについて』
 一般質問は、議員が執行部に対して問い質したいことなら、何でも(当然、市役所の事務事業の範囲内)質問できるのに対して、議案質疑は今議会で執行部から提案のあった議案に関しての質問である。 
 
 今日の16時がその締め切りだった。可児市議会においては一般質問をする議員は今回も16名と多くなっている。しかし、議案質疑をする議員はごくごく限られている。 
 
 共産党のお二人の議員か私か、その他1名か2名程度。多いときでも3〜4名程度だ。先月、視察に行った亀山市議会の昨年の九月議会では、議員定数22名(可児市と同じ、ただし人口は約半分50,261人)で一般質問17名に対し、議案質疑も11名というので驚いた。 
 
 本来、議案質疑は当該定例議会の提出議案に対しての質疑なので、市政のことなら何でもいい一般質問よりも、優先される質問だと思う。何故なら、その議案に賛成するか反対するかを決めるための質問だからだ。賛成すればその議案は条例や予算となり、市民生活に直接的な影響を及ぼすことになる。 
 
 ただ、思うに可児市議会は、本会議場で質疑しなくとも各常任委員会で、質疑や討論すれば良いという感覚が伝統的に強いように感じる。しかし、私は委員会室ではなく、市長も全執行部、全議員、傍聴者(いないことも多い)もいる本会議場で質疑することに意味があると思っている。 
 
 それで、これまで議員就任以来、全議会とはいかない(質疑する内容に乏しい議案しかない定例会もある)ほぼ毎議会で質疑するようにしている。議場で発言することは市議会議員の最低限の仕事で、また、それは市民から与えられた義務であり権限だと思っている。 
 
 前置きが長くなってしまった。 
それで、今日の16時前に議案質疑通告を出しに行ったら、私しかいないと聞き耳を疑った。 
 
 確かに、今議会のハイライトは「平成24年度可児市予算」であり、今日の質疑は予算以外(予算については予算特別委員会)となっているので、残った議案で質疑の対象となるのはわずか9議案で、しかもそのほとんどが「条ずれ」(国の法律が変わったために、項や文言を改めるだけ)や「市道廃止&認定」など、ほとんど議論の対象にはならない議案が大半だ。 
 
 ただひとつ議案第31号『可児市介護保険事業計画(3年計画)の見直しに伴ない、平成24年度から平成26年度までの保険料を改定するもの』であり、この議案が通れば65歳以上の可児市民、約21,000人は、今年6月から介護保険の月額支払い金額が平均で3,780円から4,900円に値上げされるのだ。(年額13,440円) 
 
 この件は2月22日の中日新聞紙上でもすでに紹介されており、多くの市民にとって、特に負担増となりる65歳以上の可児市民にとっては最大の関心事なはずだ。…と私の市民感覚ではそう思う。 
 
 29.6%、1,120円の値上げというのは尋常ではない。ほとんどの方は年金から天引きされる。1,120円というのは平均値であり、実際には11段階に区分される。 
 
 生活保護を受けている方など、第1段階の方は現行月額945円が1,225円に上がる。(年額3,360円9年収約1000万超の第11段階の方は、現行6,840円が9,800円に上がる。(年額35,960円アップ) 
 
 これだけ値上げ幅が多いのは、特に可児市だけではないが、支払う人の身になれば「なんでそうなるの?」と悲鳴を上げたくなるのではないだろうか?40歳以上64歳以下の我々の年代も、もちろん無縁ではない。 
 
 介護給付費の財源内訳のうち29%は、2号被保険者といって40歳から64歳の人が支えることになる。可児市でいえば平成24年度国民健康保険特別会計の中から、5億1,334万5千円を介護納付金として、納めている。当然、この金額は次年度以降、ごく単純に考えれば30前後は上がることになる。このため、平成22年度以来、据え置かれている国保税の支払い金額にも連動することになる可能性がある。 
 
 この市民生活に多大な負担増を強いる条例改定に対して、本会議で質疑すら出ないとすると、一体市議会は何なんだと言われかねない。当然、文教福祉委員会では審議されるが、私は建設経済委員会なので、その議論には加われないし、求めなければ詳しい説明さえ聞けない。 
 
 私自身は議員でもあり市の財政事情や、超高齢化の現状、介護保険を取り巻く現状については、少しは理解している。だから、この議案に反対することを目的に質疑するわけではない。ただ、詳しく公の場で問い質した後に、自分の中でも納得した上で表決に参加したいと思う。 
 
 質疑や一般質問は、自分のために聞くのではない。市民のために、その代理で聞くのである。これほどの議案なので、今回は3人くらいは、議案31号に質疑が集中するかと思っていた。 
 
 議案質疑の日程は、一般質問終了後となっている。…ということは、一般質問のラストが私で、その後、またすぐに登壇して質疑することになる。8日の16時以降か、9日の13時以降の予定だ。ただし、議案質疑は今のところ、ケーブルテレビでは実況中継も録画放送もないので、関心ある方はその時間に本会議場まで傍聴に来てほしい。 
 
 いきいき長寿課の情報によると、介護保険料値上げの議案が紹介された、2月22日以降でも一件も、問い合わせや抗議の電話の類はないそうだ。 
 
 関心がないのか、大人しいのか…諦めているのか…分らないが、反応がなければどんどん行政のペースで事は進められてゆく。65歳以上の方なら、昼間時間のある方も多いはずだ。一人でも多くの方に傍聴に来ていただき、無関心ではないことを示していただきたいものだ。 
 
 以下に通告内容を示す。どのような回答になるか、後日また掲載したい。 
質疑内容 
議案第31号 可児市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について  
 可児市介護保険事業計画(3年計画)の見直しに伴ない、平成24年度から平成26年度までの介護保険料を、月額換算で3,780円から4,900円に値上げすることを主旨とする議案である。3年前の前回改定では月額換算で前期よりも100円下がったことを考えても、29.6%の値上げというのは、市民生活に極めて多大な影響を及ぼす。そこで、今回の値上げ案上程に至った経緯や必要性等について、以下の点について質疑する。 
 
@ どのような経緯で、このような大幅値上げが必要になったのかその背景と具体的な原因について説明していただきたい。 
A 実際に65歳以上の介護保険加入者が支払う場合の、収入度合い等による違いをモデルケースを用いて説明いただきたい。 
B 近隣市町との比較、および市税等での補填により、少しでも値上げ幅を縮減する方法はないか見解を問う。 
C 今回の介護保険の値上げが、国保に与える影響を具体的に示していただきたい。(いつからどれくらい上がるのか?) 
D このような大幅値上げの傾向は3年後も続く公算が高いのかどうか見解を問う。 
                              以 上
 

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