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3月 22日(木) 3月議会最終日 初めての予算修正案可決
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3月 13日(火) 可児市議会初 予算修正案 提出!
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 2018年3月13日(火)
 可児市議会初 予算修正案 提出!
 今日の9時から予算決算委員会があった。2月22.23日の平成30年度可児市予算説明、3月7〜9日の予算質疑に続いて、今日は採決の日だ。 
 
 ここ数日、かなり緊張していた。東美濃ナンバーに関して、おそらく可児市議会始まって以来の予算修正動議を出すことに決めていたからだ。 
 
 初めからこの役を自分がすると考えていたわけではない。ただ、誰かが修正案を出さないと、可児市議会として一貫性を問われることになると思い、3月9日の質疑の最後に、予算修正案を出す場合の手順などについて委員長に質問した。 
 

 おそらく最大会派の誠颯会の誰かが発案するものと思っていた。そして、万が一誰も出さないなら自分が出そうと考えてはいた。委員会内の提案なので一人でもできる。 
 
 だが、当初予算に修正を加えるということは、少なくとも私が議会に関わってから15年くらいの間に1度もない。まず、議員のバイブルともいえる『議員必携』を見て予算修正の仕方を勉強した。 
 
 予算決算委員長や議会事務局でも、私が予算修正に言及したことからか、その手法や具体的な修正項目まで検討してくれていた。何しろ先行事例がないので一つひとつ検証しながら段取りを決定していった。 
 
 さて、何を修正したかということだが、平成30年可児市歳出予算326億8000万円のうち、総務費の中から東美濃ナンバー実現協議会負担金300万円を削除し、その分を商工費の中の観光費印刷製本費を300万円増額するというものだ。 
 
 結果的に326億8000万円の総額は変わらない。これだけ書くと300万円を移動しただけで、大した変更ではないとも見えるが、予算書の修正箇所は4ページに及び、予算審議でもかなり時間を要し、最終討論でも反対・賛成で計5名ほどが討論に立った。 
 
 結果11対8で修正案が可決された。まだ、本会議が22日にあるので、決定されたわけではないが、予算決算委員会は、定数22名のうち、議長・監査役の2名を除いた20名で構成されているので、本会議でも可決される可能性が極めて高い。 
 
 これまでも予算案に対して、賛成や反対やいろいろな意見表明はあったが、実際にその使途や額を修正したことはなかったと思う。これは、可児市議会だけではなく、全国のほとんどの自治体でも状況は変わらないと思う。 
 
 それだけ、執行部が出して来る予算案にその一部だけでもNOを突き付けることにはプレッシャーがある。今回で言えば、これで形としては可児市は東美濃ナンバー実現協議会を離脱せざるを得なくなるかもしれない。 
 
 東美濃ナンバー実現協議会は、可児市の他、御嵩町、中津川市、恵那市、瑞浪市、土岐市、多治見市とそれぞれの商工会議所、議会、観光協会、自治連などがメンバーだ。 
 
 ただ、可児市議会は2月15日付けで離脱表明をしており、その理由書も協議会に出している。しかし、今日冒頭にあった執行部からの説明では、可児市議会離脱についての対応協議などは何もなかったとのことである。 
 
 可児市議会は、10万市民の声を代表する組織である。そこが離脱を決めたにもかかわらず、何ら対応策を取ることもなく、2月16日には40%以上の地域住民が反対しているのに、反対は50%に満たないからと推進を決め、23日には理由も協議もないままに、2月28日迄とされていた7市町から県知事への申請の先延ばしを決めていた。 
 
 予算修正に至った理由については、最後に本日の私の予算修正動議文書を添付するので、詳しい事情がお分かりにならない方はお読みいただきたい。 
 
 今回の予算修正動議は、大げさに言えば政治生命に関わるくらいの決断を要した。予算修正し、1項目でも削除するということは、その事業のストップを意味し、それは市長の市政運営の手法に待ったをかけることである。 
 
 これまで市長の市政運営について、課題点の指摘や提案はしてきたが基本的に市長の運営手法にについて認めてきた。むしろ応援してきた。8年前の市長誕生時から2回の選挙では中核になって応援もしてきた。 
 
 そして、今年の10月末には、市長はまだ表明していないが3期目となる選挙があるというこのタイミングで、当初予算修正ということは、どのような影響を及ぼすか…見当がつかなかった。 
 
 ただ、二元代表制の理念と自分の信念に従った。やはり、この東美濃ナンバーの拙速な導入は、この地域の民主主義に大きな禍根を残すという思いが強かった。 
 
 反対が多くても、行政は一度決めたことはやってしまうのか…という行政不信の火種になっていく可能性を感じたのだ。 
 
 他のことと違い、個人の財産である車につけるナンバーについては、自分事として強く意識する人が多いと感じた。なので賛成する人は、消極的賛成だが、反対する人はかなり強い意思表示をされる。 
 
 二元代表制とは、市長と議会は車の両輪にもたとえられるが、可児市議長の説明では、教習所の生徒と指導官の関係に似ていて、生徒がまっすぐ進もうとしたときに、ここは右に曲がってから進んだほうがいいですよと、アドバイスする関係だという。 
 
 まさに、今回の件はそれで、他市とのつきあいもあってまっすぐ突き進もうとする市に対して、市民の声を代表する議会が少し待ったほうがいいですよと軌道修正を示唆したことになる。 
 
 これは推測だが、本来は2月末に県知事に7市町から提出する予定だった東美濃ナンバー導入の申し込みが延期になったのは、知事が難色を示しているからだと思う。 
 
 不人気なナンバー申請を受けてしまえば、知事の人気低下につながるのは必至だ。それと同じ事が、各市町の首長にも言える。可児市長としては、ここは議会からの要請ということを理由に、不人気なナンバー推進の任を解かれることとなる。ナンバー以外の東美濃の観光連携は大いに進めてもらいたい。 
 
 
 
 
以下は本日の、予算修正動議⇓⇓⇓ 
  
議案1号平成30年度可児市一般会計予算に対する修正動議 
 
 地方自治法第115号の2及び会議規則101条の規定により、議案第1号平成30年度可児市一般会計予算に対して、修正動議を行います。 
 
 平成30年度可児市一般会計歳出のうち、款2総務費、項1総務管理費、目7企画費の中の企画一般経費の東美濃実現協議会負担金300万円を削除し、その分を款7商工費、項1商工費、目3観光費 節の11需用費の中の印刷製本費179万3000円に300万円上乗せして印刷製本費の総額を479万3000円とするものです。 
 
従って、一般会計歳入歳出の合計額326億8000万円は変わりません。 
 
 次に予算修正の理由ですが、2点挙げさせていただきます。 
まず、第一は東美濃ナンバーに対する、市民の認知度が低くなじみが薄いという結果が出ています。 
 
 このことは平成30年1月18日から1月31日にかけて可児市民約2200人に対して行われたアンケートでも明らかになりました。どちらかと言えば…という方も含めて反対が40.5%、賛成が30%でした。 
 
 また、市内事業者104件に向けて行われたアンケートでも、反対が42.5%、賛成が32.9%と、どちらも反対する方が、賛成する方よりも10ポイントほど多いという結果でした。 
 
 市民アンケート、事業者アンケートどちらの結果も賛成より反対の方がかなり多いということが分かりました。この傾向は、可児市御嵩町を含め多治見市など東濃5市の結果も同様な傾向を示していることから、拙速にこの事業を進めることに住民理解が進んでいないということを如実に示しています。 
 
 もう、ひとつは東美濃ナンバー実現協議会という組織に対して、いささか懸念を示したくなるような事案が続いていることです。 
 
 本年2月末に予定されていた各市町から岐阜県知事に対する申請も、2月23日の時点で延期が指示されており、このような重要な変更点も議会には知らされておらず、延期の事実が分かったのは3月5日の一般質問への回答でした。 
 
 この間、協議会も開かれておらず、指示命令系統がどうなっているのか疑問を感じるざるを得ない状況です。すでに可児市議会は、2月15日時点で、東美濃ナンバー実現協議会を離脱していることを含め、 
 
 このような、ことから東美濃ナンバー実現協議会負担金300万円については、現時点では見合わせるべきだと判断いたしました。 
 
 一方で、本年1月のアンケート調査でも、可児市の観光振興において、県や他市町村との広域連携が必要だと思うか…という質問について、実に86.7%の方が賛同されていることが示すとおり、東美濃という言葉の普及を含めて、観光振興のために、その300万円を執行することが適切だと考えます。 
 
 よって、総務費の中で減額となる300万円は、商工費の観光費として観光パンフレット等印刷製本費として300万円増額することで、プラマイゼロとして、一般会計歳出総額は、326億8000万円のままで変わらないということになります。 
 
 
 

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