Title: 8週2日 進行流産
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結婚式から3ヶ月が経った頃、待望の第一子を妊娠しました。 早く子どもが欲しかったので、妊娠がわかった時は大喜びしました。 妊娠すれば普通に出産できる。 あの頃の私はそう思っていました。
5週で胎嚢が確認でき「次は2週間後に来て下さい」と言われ、 普段通り仕事に行き、いつも通りに過ごしていました。 しかし6週に入った頃から茶褐色のおりものが出るようになり、産婦人科を受診すると胎芽、心拍が確認できましたが切迫流産と診断されました。 入院することになり、仕事を休みました。
トイレ以外は安静の生活が続きました。 3日毎に先生がエコーで確認してくれて、出血は続いているものの赤ちゃんは必死に私のお腹の中で成長して生きてくれていました。 しかし10日目の朝、生理がはじまったような出血があり、ナプキンをよく見ると小さな小さな赤ちゃんが出てきていました。 前日の夜からお腹が痛くて、おかしいなとは思っていましたが、まさかこんなことになるなんて・・・私のあたまは真っ白になりました。 先生からは「おそらく染色体異常による流産だろう」と言われました。 悲しくて悲しくて毎日泣きました。 仕事には、流産して4日後には戻りましたが、仕事が、終わって家に帰ってくると泣けてきます。 あの子が生きていれば今日で何週目だと考える日々が1ヶ月程続きました。
でも、ある時私は思いました。 このままではダメだ、前を向いて笑顔で生きていこうと。 亡くなった子が命がけで私に教えてくれた命の尊さ、妊娠して無事出産することの奇跡。 私は病院に通うことを決め、検査を受けました。 検査の結果、流産の原因は黄体機能不全によるものでした。
不妊治療を受けて、流産から5ヶ月後に妊娠して、元気な男の子を出産しました。
今でも、あの悲しずきた流産の記憶は忘れられないですし、一生忘れることはないと思います。 いつも、亡くなった子が天国見守ってくれていると思っています。
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