Title: 14週 子宮内胎児死亡
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今年の4月、14週2日の妊婦健診で赤ちゃんの心拍が止まっていると言われました。 6週から12週まで酷い出血を繰り返していたので、自然と覚悟が出来ていたのか、そのときは冷静で、紹介状を貰って総合病院に向かいました。
でも、出血が続く中で、毎回「赤ちゃん元気ですよ」と言われていたので、総合病院でみてもらったら、もしかして心臓が動いてると言われるんじゃないかと、期待する自分がいました。
総合病院で診察を受けた時、初めて言葉に詰まってしまい、現実を見た気がします。 4月25日に入院。 ラミナリアでの処置を受けて、26日に促進剤で分娩。 ラミナリアも胎盤を掻き出すのも味わったことのない痛みで、産声のないこんな悲しみの中で、こんな痛みを味わうのはもう嫌だと思いました。 でも、これが私が我が子に出来る最後の仕事でした。
とても小さな我が子は夫にそっくりな男の子でした。 看護師さんの作ってくれた小さな箱のベッドに横たわる息子は、眠っているだけじゃないの?と思うような安らかな顔をしていました。 次の日に退院して、その次の日に葬儀。 手紙や用意していたぬいぐるみ、靴下などを入れて葬儀社の方が用意してくれたお花も。 小さな我が子は、小さな細い骨を二本残してくれました。
今はまだ誰にも会いたくありません。 周囲の言葉に傷ついてしまうのです。 元気出さなきゃ。空元気じゃダメ!と言われたり、仕方のないことなんだからって言われたり。 私だって元気になりたい。暗い顔を我が子に見せたくない。 私達の元に来てくれて、たくさんのことを教えてくれたこの子の前で明るくしたいのに。 出来ない。
来月の納骨の時には、今より元気になりたいです。 私達の赤ちゃん、大好き。 私を母親に選んでくれてありがとう。
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