Title: 20週 原因不明
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今年の3月に第3子が20週でお空に帰ってしまいました。
悲しい診断を受けた日からお腹のハリがなくなり、下に垂れ下がっていくのがわかった。 身体が赤ちゃんの羊水を作ったりするのを諦めたんだと実感した。
2人産んでいるので陣痛の痛みは知っていたが、産声を上げない亡くなった赤ちゃんを出産する痛みは初めて知った。 普通の出産より痛みはまだましなのに、耐えるのが辛く、破水するまで、なんで赤ちゃんを亡くしてさらにこんな痛みまで耐えなきゃいけないんだ!って誰も陣痛室にいないときに泣き言を言った。
赤ちゃんを出産しても、やっぱり分娩室はしーんとしていた。 きれいにしてもらった赤ちゃんを連れてきてもらって顔をよく見ると、横顔は上の二人そっくりでこんなに小さいのに可愛い指があり、爪もちゃんとある!と悲しいやら、何やら。
火葬までの日々は上の二人の育児をしつつ、身体を休ませる暇もなく、旦那は暇があれば赤ちゃんの棺を開けて、一人でずっと赤ちゃんを眺めていた。 旦那も悲しいんだなと実感した。
火葬当日、子供たちも一緒にたくさんの花を入れてあげた。 夏が予定日だったので夏服と我が家の匂いが染み付いたワンワンのぬいぐるみも寂しくないようにいれた。
火葬場に行き、一番上の子が火のスイッチを入れた。 終わるまで外に出て空に上がっていく煙をただ見ていた。 骨が残るか心配だったが、たくさん骨を残してくれて嬉しかった。
あの日からまだ3ヶ月。 悲しみの大きさは癒えず、ただ身体と精神がその悲しみに慣れただけで泣くことは減ったが、心の一部をどこかに忘れてきてしまった感じが治らない。 旦那には仕事があるし、両親にも迷惑かけられないからずっとメソメソしてられない。 でも心のなかで何か黒い物が渦巻く感じが抜けない。
神様まで信じられなくなった。 お参りに行っても何で神様なんかいないのに手合わせても意味ないじゃんって思ってる自分がいてどうしてしまったんだろう
どうして何も知らない真っ白な大倖が逝かなくてはならなくて、ママではなかったんだろう。 ママも一緒に逝きたかったよ。 どうしてママのところにきてくれたんだろう?
順調にいけばもうすぐ予定日だった。 近づくにつれ、また悲しみが日々大きくなってきた。
忘れたいほど悲しいことなのに大倖を忘れることなんて絶対に出来ない。
まだいろいろと抜け出せない。
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