Title: 15週2日での流産
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1人目が1歳の誕生日を迎えてから2人目を考え始め、順調に妊娠、経過していました。
14週のときに体調を崩し、発熱。出血もしていました。 40度近く発熱することもあり、何度も産科や内科に通いました。なんとなく、キューっとお腹が定期的に固く張る感じもありましたが、経過観察。 今考えると、それが陣痛だったように思います。
その日、午前中の診察。 出血は認めるが、他に異常はなく、赤ちゃんも元気に心臓を動かし、手足をばたつかせていました。 入院はせずに、自宅安静。 張り止めが処方されました。
その後もなんだか定期的に張り、なんとなく痛みのようなものもありましたが、1人目の陣痛が30時間以上続いたせいもあってか、全然耐えられる痛みでした。 むしろ便秘が気になるくらいで。
しかしその後、なんだか尾てい骨あたりも一緒に押される感じが。あれ、これ、この感覚知ってる! そう、1人目の陣痛がそんな感じでした。 おかしい。 そこで再度、病院に電話。 その最中にベッドから起き上がると、まるで膣付近で風船が膨らんだような感覚。 そして破裂した感じがして、そこで大量出血。
急いで病院へ行きましたが、しかしそのときには痛みも遠のき、この後訪れることに対して、なんとなく予想しつつも、僅かな可能性にかけていました。 病院に着き、内診台に上がる前に、つるんと何かが出た感覚。 思わず手を伸ばし、右手で受け止める。 下着を覗くと、赤ちゃんが出ていました。 「あ。もう・・・」その瞬間、感情が爆発しました。 大人になって、こんなに人前で泣くことはなかった。
その後の処置は痛かったけど、心の方が痛かった。 赤ちゃんは15cm、70g、男の子でした。 穏やかな表情で、小さな箱に収まりました。
主人の仕事の都合があり、火葬までの5日間、毎日泣いていました。どうしてこうなってしまったのか。なんのために悪阻に耐えてきたのか。私のせいなのか。無理し過ぎたのか。もっと体調を細かく伝えていれば。後悔ばかりで、気が狂いそうで。 そんな中、骨壷など仏具を揃え、赤ちゃんは小さなお骨を遺してくれました。
その後の検査で、私は敗血症一歩手前になっていました。 原因は不明。 ですが、赤ちゃんがいなくなってから熱も下がり、みんなから「赤ちゃんがママを助けてくれたんだね」そう言われました。 陣痛も痛みが少なく、入院することも器具や薬を使うこともなく、流産を宣告されることも自分でも決めることもなく、突然。 それを辛いと感じる方もいると思いますが、私は赤ちゃんの優しさだと思いました。
できるだけ短時間で、痛がりの私を助けてくれたんだね。 ありがとう。でも、ごめんね。 秋が予定日、ずっと一緒にいたかった。 手を離さないでほしかった。私なんかのために。
1人目の出産は辛すぎて、生まれてきてくれた感動より疲労が強く、今回の妊娠も順調に進む。そう思ってしまっていました。 妊娠・出産が奇跡であることを軽視していました。それもきっと教えてくれたのでしょうね。 今はまだ、不意に涙は流れますが、家族や友人の温かな支えの中、心身の休息を第一にしています。あまり妊娠中構えなかった上の子がやたら甘えてきて、もしかしたらお姉ちゃんになるのも少し早かったのかもしれない、だからママの悪いところと一緒にお空に一旦帰ったのかな、そうも感じています。
いっくん、幸せな4か月を本当にありがとう。優しい優しい、良い子だったね。ずっとずっと、忘れないよ。次は自分の身体も大事に無理しないから、遠くない未来にママのお腹に帰ってきてね。約束だよ。大好き。
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