Title: 妊娠9週・稽留流産
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結婚して3年。1年間の不妊治療の末、やっと我が家にも天使が舞い降りてくれました(2004年12月13日妊娠発覚)検査薬でうっすらと陽性反応が出て、そのまま病院へ。胎嚢はまだ見えなかったけど検査薬で反応を示していた為、「ご妊娠おめでとうございます!」と先生に言われた。初めて言われた言葉。涙が出る程嬉しかった。帰宅後主人にも報告。普段涙を見せた事が無かった主人は私に抱きつきながら声を震わせ泣きながら喜んでくれた。(この時、最終月経から計算して妊娠4週目)
だけど、そんな幸せな日々は長くは続かなかった。病院から2日後、茶色い出血が少量あった。病院へ問い合わせた所、「出血が止まってるようなら安静にしていて下さい。明日、診せに来て下さいね」との事。次の日検診へ行ったら特に異常は無かった。まだ4週3日目なので胎嚢も見えず。又1週間後に検診との事。その間、茶色い出血は3日に1度くらいのペースであった。流産防止(出血を止める)注射をして貰った。
3回目の検診(5週3日)でまだ胎嚢見えず。子宮外妊娠の可能性を言い渡された。一瞬頭の中は真っ白でただ涙が後から後から出て来た。どうやって家へ帰ったのかも解からない程。 こうゆう時って普段優しい先生が悪魔に見えてしまう。何故そんな事を言うの?と。帰宅後主人にも話した。主人も戸惑いを隠せない状態だったが来週の検診まで希望を持とうとお互いを励ましあった。
6週目、やっと胎嚢が確認出来た!でもその間、茶色い出血が時々あった為、胎嚢は見えたものの今思えば先生だけは手放しで喜べる感じではなかった。とりあえず子宮外妊娠の可能性は無くなったので安心した。年末に入ってしまう為、次の検診は来年に。新年早々、7週3日目で胎芽と心拍が確認出来た!この日は主人も付き添ってくれた。でも先生曰く、「週数や胎嚢に対して赤ちゃんが少し小さい気がするから念の為、又来週診せに来てね」と言われた。でも私達は心拍が確認出来た事が嬉しくてニコニコ顔で帰宅。茶色い出血も1週間前から止まっていた。
1週間後の検針日(8週3日目)、先週から比べると赤ちゃんの大きさが変わってない。しかも心拍が確認出来なくなっていた。たまに赤ちゃんの向きによって見えなくなってる事があると聞かされ、又明日診てみましょうと言われた。この日心配で一睡も出来なかった。次の日の午前中、不安と期待を抱きながら検診へ。やっぱり昨日と同じだった。大きくなってないし、心拍も確認出来なかった。涙は出なかった。信じられなかったから。先生は来週(5日後)に検診してみて赤ちゃんが今日と同じ状態だったら残念だけど流産の処置をしましょうと説明してくれた。まだ来週まで希望はあると言い聞かせた。その間、他の病院へも行った。やはり同じ診断だった。でもまだ希望はあると言い聞かせた。
9週目。主人に付き添って貰い、午前中に検診へ。希望はあると言いながら心のどこかで覚悟もしていた。超音波画像を皆で一緒に見た。先生が私の頭を撫でながら 「残念だけど・・・赤ちゃんの大きさ変わってないよね?・・・」 私は小さくうなずき、そして号泣した。暫く立つ事が出来なかった。主人も顔が真っ青だった。
その後、記憶はおぼろげだけど、入院の手続き等看護婦さんから事務的に説明を受け、あれよあれよと言う間に入院。一日目、子宮口を開げる処置をした。激痛が走った(重〜い生理痛が押し寄せてくる感じ)二日目、午前中にソウハ手術。麻酔がなかなか効かずに焦った。気が付いたらベットで横になっていた。看護婦さんに時間を聞いたら、処置開始してからまだ45分しか経っていなかった。もう私の身体の中には赤ちゃんが居ないんだと思った瞬間、涙がドッと溢れて来て止まらなかった。暫く泣いていたら気分が落ち着いたのか、お腹が空いて来た。 こうゆう時でもきっちりお腹が空く自分が恥ずかしい・・・主人が予定より早く病院へ来た。思っていたよりも私が元気だったので主人も安心していた。その晩のお腹の痛みは辛かった。。。
たった1ヶ月だけだったけどママになれた事を誇りに思ってます。嬉しい気持ち、悲しい気持ち、沢山涙したけど、必ずまた元気な姿になって戻って来てくれる事を信じています。だからママも元気になって待ってるからね。
(掲載日:2005/2/15)
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