Title: 7週 稽留流産
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結婚して1年半。 家族や親族で不妊に悩む者はおらず、いずれ出来るだろうと思っていました。
焦る気持ちはなかったものの「2年の夫婦生活で妊娠しない場合は不妊」と、どこかで目にし、 少し不安に思っていた矢先の妊娠でした。
母親になることの喜び、 夫共々、私たちを五体満足に産んでくれた両親への感謝、 そしてこの子が私たちを親にしてくれるんだ、という感動がありました。
初めて胎嚢を見たときは思わず涙が出ました。
でもなぜか、常に“流産してしまうのではないか?”という不安がありました。 母や姉から「つらい」と聞いていたつわりがない。 出血する夢を見る。 かろうじてあった眠気の症状に望みを託していました。
心配でたまらず、毎週、診察を受けました。 2日前の、3回目の診察で胎芽が確認できないことを告げられました。
何となく予感はしていたものの、ショックが強すぎて泣き崩れました。 その時、先生が説明してくれた内容も途切れ途切れでしか覚えていません。
初期の流産はほとんどが胎児に原因がある。 と言われても、あの時お腹を冷やしたからだ、 あの時仕事で無理をしたからだ、と責め続ける毎日です。
4日後、赤ちゃんとさよならします。
夫との絆を強くしてくれた赤ちゃん。 絶対里帰り出産するんだと決めていましたが、 赤ちゃんが戻ってきてくれたら、 夫に立ち合ってもらって2人で産もうと思います。
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