Title: 原因不明 42週0日 死産
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一人目を初期流産した半年後に妊娠しました。
一人目のこともあり、安定期に入るまでは不安でしかたありませんでした。 無事安定期に入り、胎動も感じるようになり、これで無事に産れてきてくれると思っていました。 当たり前なんかじゃないんですね。 そう思ったのは出産日のことでした。
予定日を超過して、42週0日での誘発分娩でした。 入院した日にバルーンを入れて陣痛を起こして一晩を過ごし、分娩室で5時間後に出産しました。 それまでは、なんの異常もなく、分娩室で他の妊婦さんが出産して赤ちゃんの泣き声が次々と聞こえるなか、 主人が「もうすぐやな。もうすぐやからがんばれ」と励ましてくれて、陣痛に耐えられました。 子宮口が全開近くになったとき、手術着姿の先生、助産師さん、看護婦さん、多くのスタッフが分娩室に入ってきても、 何が何だかわかりませんでした。
「開腹します」 私は理解できないままに、帝王切開されました。 それでも赤ちゃんは無事、そう信じていました。
手術が終わって病室に運ばれている途中、主人の顔が見えました。 「赤ちゃんは?」 答えはありませんでした。
ベッドに移され、先生、主人、両親、皆が泣いて私の横にいました。 私はなぜか涙がでませんでした。 何が起こったのか、どういう状況なのか、全く理解できず放心状態でした。
いっぱい抱っこしました。 顔色を見ても寝ているようにしか思えません。 なぜうちの子? 自分を責めるしかありませんでした。
周りは私が「生きていてくれてよかった」「まだ次がある」 と言ってくれます。 その時は受け入れられず、赤ちゃんが無事なら私は死んでもよかった、と、思いました
出産から1ヶ月経ちました。 本当に出産は命懸けだと思います。 当たり前に妊娠し、出産できるものだと思っていました。 すべてが奇跡なんだと改めて実感しました。 この経験もこの子のことも一生忘れられないでしょう。
今では、次の妊娠のことも考えれるようになり、毎日、前向きに頑張っています。
きっと天国から見守ってくれてるよね。 何年経ってもあなたは私の子供。 産れてきてくれてありがとう。
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