Title: 30週 死産 臍帯過捻転
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30週で死産しました。
妊娠初期の頃に無理がたたって出血してしまい、約1ヶ月間の絶対安静で入院しましたが、何とか頑張って乗り越えた命でした。
退院後は母子ともに問題なく過ごしていました。 30週に差し掛かかった頃、私が軽い風邪をひいて、家で休んでいました。 身体のだるさを覚えながら、今まで感じていた胎動があまりないことに気付きました。 病院に問い合わせて、急遽、エコーで確認してもらうことになりました。
その時、先生から「心臓が動いてない」と、衝撃的な一言を伝えられました。 他の先生にも診てもらいましたが、誰が見ても同じでした。
私はパニック状態になって何が何だかわからなくて、 先生や助産師さん、看護士さんから、 すぐに処置を始めて赤ちゃんを分娩しないといけないことの必要性や説明を、ただただ聞かされるばかりでした。
その晩は、ラミナリアの処置を受け、睡眠導入剤を服用して一晩過ごしました。
翌日、陣痛誘発剤と促進剤、バルーンをつかって、丸一日、先のない痛みに耐えて1,500gの女の子を出産しました。
原因は臍帯過捻転、きつく結ばれていたそうです。
出産直後、あまりの痛みや悲しみで我が子に対面するのを拒んでしまいました。 何もかもを受け入れたくなかったのです。
しかし数時間後、我が子に対面して、あまりの可愛さにずっとずっと離れたくなくなってしまいました。
綺麗な産着を着せて頂き、胸元で組まれた小さな小さな手。 ぷっくりとした愛らしいほっぺ。 たくさん頭を撫でました。たくさん触れ合いました。
どうしてこんなことになってしまったのか、私がこうなる前に怪我でもしていたら、我が子を緊急で産むことができたのではないかと、ずっと今でも自分を責めています。
彼女が生きていたら小学4年生。 10歳の子が喜ぶお菓子と、赤ちゃんが喜ぶお菓子の両方を今でも必ず用意してしまいます。
私の寿命が尽きてから彼女の育児をするのが今からすごく楽しみです。
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