Title: 33週5日 妊娠高血圧症候群による胎盤剥離
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今年の1月15日、常位胎盤早期剥離を起こして3人目を死産しました。
1人目は切迫流産で、安静期間があったり、出生体重が2,264gと小さかったけれど、元気に生まれました。 2人目に至っては、上の時が嘘みたいに経過は順調で、予定日に3,394gで誕生しました。 当然、3人目も無事に生まれてくれるものと思い込んでいました。
死産する2日前に、妊婦検診を受けました。 年末の検診で血圧が高めだねって言われていたにも関わらず、気にしていませんでした。 このとき、血圧が高い上に尿蛋白は++。 妊娠高血圧症候群を指摘され、漢方薬で1週間様子を見ようと言われて帰宅しました。 「改善されなければ入院になるよ」と、言われて、さすがにちょっと不安にもなりましたが、それでも赤ちゃんの無事を信じて疑っていませんでした。 今思えば、本当に馬鹿でした。
検診に行ったのが金曜日でした。 日曜日は、主人が上の子たちを連れ出してくれたので、 ひとりで呑気にブログを更新したり、テレビを見たり、横になって過ごしていました。
夕方になって帰宅した主人が「寝てていい」と言ってくれたので、寝室でうとうとしていました。 その後、お腹の痛みで目がさめてトイレへ行きました。 お通じがあったのでその痛みかなとも思ったのですが、痛みは強くなったり収まったりを繰り返します。 まさか陣痛じゃないよね・・・と、時間を測っても感覚はバラバラでした。
そのうちにふと、胎動を感じられない事に気付きました。 あの時の血の気の引く感覚は、今でも忘れられません。 何度か体位を変えたりして様子を見ましたが、動きません。 お腹の中でぐたっと力を無くした赤ちゃんを感じました。
いよいよこれはおかしいと思い、病院に連絡しました。 駐車場にたどり着いたところで、クラクラして自力で歩くことが出来なくなりました。 内診台になんとか上がりましたが、視界はモヤがかかったように白くて気持ち悪いままでした。 私は覚えていませんが、5分ほど意識もなくなっていたそうです。尿便失禁もありました。
エコーで確認してもらうと、すでに赤ちゃんの心臓はほとんど動いていないことがわかり、 そこから大きな病院に救急搬送されて、自然分娩で泣かないわが子を出産しました。 最後まで親孝行な娘で、たった47分の分娩時間、上の子の誰よりも早く出てきてくれました。
1,960g、43cmの、とっても綺麗で可愛い女の子。 私がもっと深刻に病状を受け止めていたら、もっと早い時点で病院に行っていれば、今、無事に腕の中に居てくれたかもしれない命。
2ヶ月が経過して、その喪失感の大きさにただ呆然とするばかりです。
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