Title: 17週 死産 リンゴ病
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結婚の翌日に妊娠判明。 幸せいっぱいでした。
つわりで体調が悪くても「妊娠は病気じゃないから」と、自分に言い聞かせていました。 今思えば、つわり、夏の暑さ、仕事、慣れない家事etc. 無理をしすぎていたのかもしれません。
17週の検診で赤ちゃんの心拍がないことがわかりました。 それまでは元気に動く姿をエコーで見られていたのに、その日はグッタリとした姿でした。 しばらく呆然とし、その後は「いや!」と、何度も言いながら泣きました。
その日の夕方に入院しました。 バルーンと誘発剤で陣痛をおこして、今まで感じたことのない痛さと、どうしようもない悲しさで泣き叫びながら、小さな我が子を出産しました。
17週での死産でしたが、すでに何週か前に死んでしまっていたようで、身体が溶け始めていました。 真っ白な顏と、苦しかったのかな・・・口が開いていました。 それでも主人と二人で「可愛いね」と微笑み合いました。 死んでしまっているのに我が子を見ていると、なんだか安らいでホッとして不思議な感覚でした。
火葬を終えた頃、赤ちゃんが死んでしまった原因が、私がリンゴ病に感染していたためだったことが判明しました。 リンゴ病? 自分では全く自覚症状はなかったのに、血液検査でわかりました。 無理をして体力が弱っていたからそんな病気に感染したのだと、自分を責め、数えきれない程泣き、後悔の嵐に襲われました。 小さな大切な命を粗末にした自分が許せなくて、赤ちゃんに何度謝っても、悲しくて、辛くて、申し訳ないです。
今でも思い出します。 ゴメンねと、後悔も消えてはいません。
死産した子の存在があるからこそ、今の私。 そして新たな命達があるのだと思います。 消えない後悔と処理しきれない思いは無理に取り除かず、私の中にこれから先も置いておきます。 主人と私の大切な子供だから忘れることはできないですもんね。
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