Title: 34週 誕生死 肺疾患
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妊娠経過は順調でした。 31週のエコーで羊水が多いと言われ、頸管も短かくなっているとのことで自宅安静になりました。 34週からは切迫早産で入院になり、不安はありましたが、入院していれば安心だと思っていました。
入院して3日目、赤ちゃんの心拍が弱くなったので緊急帝王切開で出産しました。 産声は聴こえませんでした。 手術前は「赤ちゃんはお部屋にお連れしますね」と笑顔で言ってくれた助産師さんに、 術後「すぐ赤ちゃんに会いに行きましょう」と真顔で言われた時、あぁだめなのかな・・・と、ぼんやり思いながらストレッチャーのままNICUに運ばれてました。
そこには、心臓マッサージを受けている息子の姿がありました。 主人は「頑張ろう!一緒に生きよう!」と息子に語りかけていました。
出産から2時間後、赤ちゃんは旅立ちました。
私は涙が出ませんでした。 目の前で起こっていることが信じられなかったのだと思います。
部屋に戻ってしばらくすると、助産師さんが赤ちゃんを連れてきてくれました。 お兄ちゃんとそっくりで、私にも似ていました。 とてもとてもかわいい赤ちゃんでした。 主人がお風呂に入れてあげたら、うんちも出たそうです。
私は声をあげて泣きました。 こんな恐ろしいことがこの世にあるとは思いませんでした。
今は納骨も終わり、次男の死を徐々に受け入れてはおりますが、人に会うのが怖いです。 家族で乗り越えていくしかないと思っています。
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