Title: 7週 双子 稽留流産
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初めての妊娠で双子を授かりました。 そして、約7週で双子はお空に帰りました。
妊娠が確認できたのは、ちょうど父の四十九日。 父が急に病気で亡くなって悲しみのどん底にあった私に、慰めと新しい希望を与えてくれました。
父の死後、インフルエンザにかかり、持病も悪化して心身ともぼろぼろの状態から、徐々に回復してきた頃、 生理が2か月も来ていないことで受診し、判明しました。
まるで空から見ている父が、神様にお願いして私に授けてくれたかの様に感じました。 とても嬉しかった。 実家で悲しむ母にも新たな喜びと幸せをもたらしてくれました。
5週の終わりごろ、双子の一方の赤ちゃんが元気がないことを告げられました。 「双角子宮だから、双子じゃなくて一人で育ったほうが良い」と厳しいことを言われました。医師からの提案に家で夫と泣きました。
7週終わりから8週で、2人とも成長が止まっていること、心拍が確認できないことから稽留流産と診断されました。 これまで診察した医師は、皆異なる人で、皆見解も違っていました。
初診では、子供も子宮にも異常なしと言われて安心していたのに、双角子宮と言われたり。 結局、双角子宮は誤診で、筋腫であったり。 正直、今回の流産も誤診であって欲しいと切に願いました。
双子ちゃんは最後まで一生懸命頑張ったと思います。 母親の私も、ひどい悪阻にも持病の喘息も、全力で耐えてました。夫も家事をこなし、毎日私と双子ちゃんたちに愛情を注いでくれました。
誰が悪いわけではない、頭ではそうわかっていても心は自分を責めてしまいます。
今、大事な2つの命をなくした私を慰めてくれるものはなんだろう。 誰のためにこれから生きていったらいいのかと思います。 周囲はまだ若いから次があるとか、今度は双子でなくてもいいじゃないといいます。 数とかじゃないのに。 代わりとか求めてないのに。 今はこの双子達じゃなきゃ嫌なのに。
自然流産を勧められ、腹痛が起きる度、出血する度、誰かが私から双子を離して連れていってしまうように感じます。 悪阻が和らいでくる度、体が母親でなくなっていく自分を感じます。
空を見あげ、空で二人一緒だから淋しくないかなあ、お父さんに後の世話をお願いしようかなあと双子のことばかり思ったり。
皆さんの体験談を読むと、どの方もお子さんに惜しみない愛情を注ぎ、お子さんからもまた幸せを貰っていたと伝わってきます。 今は子供への感謝とともに悲しみでいっぱいだけど、いつか自分も幸せや感謝を周囲に自然と表せる日が来ることを願います。 ごめんねじゃなく、ありがとうって。
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