Title: 21週 一卵性双生児 双胎間輸血症候群
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初めての妊娠で、一卵性の双子を授かりました。 6か月に入ったばかりなのに、周りから8か月位に見えると言われる位お腹も大きくなっていました。
21週の検診の時、エコーで見たら、先生が黙って画面をいつもより長い時間見て、ゆっくり残念そうに、 「お腹の中で、亡くなっているね。心臓が動いてないでしょ。」と言いました。 私は、ただびっくりしてしばらく放心状態でした。 先生から、今は原因は分からない事、亡くなったのは大きさから1週間位前だということ、死産児症候群とDIC(血栓や多量出血しやすくなる)の危険があること、これから入院になることなど話をされるうちに、だんだん実感がわいてきて、声を漏らして泣いてしまいました。
入院の準備のために、一度家に帰ることになり、看護婦さんから「少し休んでから帰りますか」と聞かれたけれど、かえって色々考えて泣いてしまうと思い、すぐに帰りました。
帰りに車を運転しながら、胎動の強さが変だったとか、体重が異常に増えてたとか、お腹の張りがあっても無理してたかもとか、喉の渇きと顔のむくみがあったなとか、旅行に行ったのがいけなかったんだとか、胸の下のあばら骨のあたりも苦しくなってたのは異常だったとか、色々思い当たることがあって、泣きながら帰った。
なんでもっと早く気付かなかったんだろう、 なんでもっと前に何か理由を付けてでも受診しなかったんだろう、 なんでもっと慎重に生活しなかったんだろう、 なんで私と私の赤ちゃんが・・・ってすごく後悔と悲しさと悔しさとでいっぱいでした。
入院して詳しい検査の結果、一卵性の双子にみられる双胎間輸血症候群が原因でした。 病名は知っていたけど、まさか自分に起こるとは思っていませんでした。
前処置の翌日、陣痛から2時間半程度で生まれてくれました。 とってもかわいい女の子2人でした。 いっぱい抱っこして、悲しいけれど、幸せな気持ちでした。 小さいけれど、私と主人の両方に似てて、本当にかわいい娘達でした。
あたりまえだと思っていた命が、儚くて大切で尊いものだということとか、家族との絆とか、いろいろ教えてくれた。 私たちのところに来てくれて、本当にありがとう。 数か月だったけど、双子のママにしてくれて本当に幸せでした。
まだまだ悲しくて、思い出しては泣いているけれど、一生忘れないと思います。
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