Title: 22週5日 子宮内死亡 死産
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結婚して2年、私たち夫婦に待望の赤ちゃんを授かりました。 初期に出血が続き、切迫流産と言われて2週間入院しましたが、その後出血も止まり、以後の検診でも何の問題もなく順調に育っていました。
やっとお腹の中でポコポコという胎動を感じ始めた矢先の事でした。 いつものように妊婦検診を受けた5日後、その日は突然やってきました。
朝7時、おなかを下した時のような小さな腹痛で目を覚ましました。 普段からよくお腹の調子が悪くなるので、その日もそうだろうと普段どおりに生活していました。
3時間くらいたってから、お腹の痛みがひどくなってきました。 今思えばこれが陣痛の始まりでした。 でも、はじめての妊娠で、しかも6ヶ月に入ったばかり。 まさか陣痛だとは思いもせず、昼くらいまで家で痛みに堪えていました。
その後、あまりにも痛みが引かないので病院に電話をすると「すぐに受診しに来てください」といわれ、 行ってみると、子供を包んでいる袋が出かかっていると言われて、大きな総合病院にまわされました。
それから1時間もしないうちに破水してしまい、最悪な道をたどり始めました。 逆子になっていて、体半分はでてくるけどその先が出てこない状態でした。
どんどん我が子の心拍の音が弱くなっていき、先生から「22週で生きて生まれる子の8割は障害を持つ」という説明を、どこか上の空で聞いていました。 障害を持って、この子自身も苦労させてしまうんだろうかと、ぼんやり考えていたような気がします。
夕方6時過ぎ、とうとう音が聞こえづらくなり、エコー画面で心臓を確認しました。 それを見ていると、小さく"トクン、トクン"と動いていた心臓がゆっくりと止まっていきました。
あの瞬間は、たぶん死ぬまで忘れることはないと思います。
その後、先生に自然に陣痛を促して出してあげましょうね、と言われ、またゆっくりと陣痛が来るのを待っていました。 本当にママ思いの子で、8時半ごろには、ちゃんとママのお腹の中から出てきてくれました。
きれいにしてもらった我が子を胸に抱いたとき、もう涙がとまらなかったです。
まだこの体験をしてから1週間しかたっていません。
正直本当に我が子に申し訳なく、これを書いている今も涙がとまりません。 でも、泣いてばかりいたら主人にも、家族にも心配させてしまうと少しでも前向きに考えるようにしています。
このサイトを初めて知って、本当にたくさんの方たちが同じ思いを胸に抱いていることを知りました。
これから先、空へと忘れ物をとりに帰ってしまった我が子がまたママのお腹に戻ってくると信じています。
また逢いましょう、我が子へ心から愛をこめて。
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