Title: 出産後 先天性心疾患
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2か月ほど前、先天性心疾患で男の子を亡くしました。
9か月になる直前の健診で、心臓の異常を指摘されてから、世界の色が変わってしまいました。 胎動もしっかりしていて、週数通りの成長だったので、まさか異常があるとは思いませんでした。 入院して、毎日エコーで観察していましたが、心不全の兆候が出てきたので、36週での帝王切開になりました。 産声はあげないかもと聞かされていたのですが、元気な産声を聞いたとき、思わず涙がこぼれました。
夫と私の両方に似た、親バカですがかわいい子でした。 チューブや点滴がついていて、薬で眠らされていました。 状態が良くなく、出産の翌日に手術を受けましたが、5日後に亡くなりました。 手術の後は尿が出なくなって、手や胴体がむくんで、紫色になってしまいました。日に日に状態が悪化するのを見て、夫は色々と赤ちゃんに話しかけて長い時間そばにいましたが、私は面会すると涙しか出て来ませんでした。 こんなにそばにいるのにだっこもしてやれない、おっぱいも飲ませてあげられない。お風呂にも入れてあげられない。 手術後の4日間は、昼も夜も泣きました。人生であんなに泣いたのは初めてでした。とても長く感じました。 容態が悪化して、もうこれ以上の回復が見込めないと告げられた時、二人で最後を看取ることをお医者さんに告げました。 慌ただしく大量のチューブが外され、私が赤ちゃんを抱かせてもらいました。生まれてからやっと、私たちの元に帰ってきました。 今でも気づくと赤ちゃんの事を考えています。 なんとか日常に戻りつつあるけれど、ものすごく気分が落ち込んで泣く日もあります。 赤ちゃんがいないのに、帝王切開の傷が痛むのが悲しいです。赤ちゃんがいればきっと、このぐらいの傷、勲章傷だと笑っていられるのに。
次の妊娠は、少し間を開けなくてはならないのと、家にずっといると悲しさに飲み込まれてしまいそうなので、少しずつ就職活動を始めました。 夫には「赤ちゃんは、天国じゃなくていつも俺たちと一緒にいるよ」と言われ、私も自分にそれを言い聞かせて過ごしています。
赤ちゃん。いつも一緒だよね。でもまた会いたいなあ。
朝早くから夜遅くまで赤ちゃんの治療に当たってくださったお医者さんや看護師さん、 親身に搾乳などに付き合ってくれた看護師さんや助産師さん、 亡くなった赤ちゃんの周りに折り紙で動物のお友達を折ってくれ、話しかけに来てくれた産科の看護師さんや助産師さん、 私の気持ちに配慮してくれたお医者さんなど、書ききれませんが、病院の皆さんの対応に本当に感謝しています。 最後に、他の方も書いていましたが、同じように赤ちゃんを亡くされた方の体験談に、私も助けられ、慰められる気持ちがしました。同じように、どなたかの役に立てればと思い、投稿させていただきました。 私自身も、誰かに聞いてもらいたい気持ちがありました。長文すみません。読んで下さった方、ありがとうございました。
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