Title: 26週 死産 臍帯ヘルニアの疾患あり
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去年の年末、妊娠が判明しました。 初めての妊娠で、出血して病院へかかると切迫流産だと診断され、しばらくは自宅安静で過ごしました。
11週の頃、産婦人科の先生に臍帯ヘルニアの疑いがあるから、エコー専門の病院を紹介すると言われ、すぐに紹介先の病院に行きました。 そこで、やはり臍帯ヘルニア(5000人に1人の確率で発生する先天性の病気)と診断されました。 「妊娠継続するかどうか旦那様と話し合って下さい」と言われ、妊娠を継続する事にしました。 その後羊水検査をうけたところ、染色体異常はなく、順調に妊婦生活を送っていました。
26週に入り、それまで毎日元気に胎動も動いていたのに、急に胎動が感じられなくなりました。 はじめは寝てるだけかなぁ?と気楽に考えていましたが、2日以上胎動を感じられないことが不安になり、すぐにかかりつけの産婦人科に電話して、夫と一緒に病院に行きました。 夫は「大丈夫だから」と励ましてくれましたが、私は、悪い方向へばかり考えていました。
先生がエコーで赤ちゃんを見た時、いつもは明るい先生の顔が急に厳しい顔つきになり、何度も丁寧に確認していました。 「心臓が止まっている」 静かにそう言われました。 頭が真っ白で、すぐに涙は出ませんでした。 その後一気に悲しみがこみ上げ、大声で泣き叫びました。 幸いGW中で休診だった為、他に妊婦さんは居ませんでした。
ショックで歩く事も出来ず、夫に支えられながらタクシーで家路に着きました。 元々里帰り出産だった為、出産予定先の病院に行き、診察から1週間後に小さな小さな女の子を出産しました。 不思議な事に、子宮口を広げる処置や陣痛誘発剤を全く使わず自然陣痛で出産する事になりました。 「きっとお腹の中の赤ちゃんがママの体を気遣って、自分から降りて来てくれたんだね」と看護師さんに言われました。 親孝行な娘だったなぁと涙が溢れて止まりませんでした。
出産の翌日、棺の中にピンクのリボンが付いたベビー服とパパママの写真、おもちゃ、手紙、沢山のお花を入れて火葬しました。 骨も小さいながらにしっかり残りました。
今も悲しいし辛いけど、7ヶ月間ママになれて本当に幸せでした。 さら、ママのお腹に来てくれて本当にありがとう。 又いつか絶対に来てね。 それまで少しずつ前を見ながら頑張るからね。 パパとママの胸の中にはいつまでもずっとさらが居るからね。 大好きだよ!
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