このページは流産・死産経験者で作るポコズママの会が運営するページです。HPでは流産・死産経験者同士の交流ページや心のケアに関する情報が掲載されていますので、是非ご覧ください。
HP(http://pocosmama.jp

こちらのページは、みなさんの流産・死産体験記を「投稿」・「閲覧」できるページです。

<体験談の投稿について>
■ご自分の体験を掲載したい時は「新規投稿」からお入り下さい。
■「タイトル」は流産・死産の週数や原因などを分かる範囲でご記入下さい。
■書き込める文字数は3000字までです。ご注意下さい。
■投稿いただいた内容は、ポコズママの会で内容を拝見した後、公開しております。掲載まで1〜3週間程度かかることもございます。
■多くの天使ママさんが読まれる体験記ですので、病院名などを記載された体験談や天使ママを不安や不快にさせる内容につきましては、該当部分を削除、または掲載をお断りする場合がございます。
■投稿いただいた体験談の著作権は投稿ご本人様にございますが、当会の活動や取材、研究などに使用させていただく場合がございますのでご了承ください。

<体験談の閲覧>
■体験談の表示には「一覧表示」「ツリー表示」「トピック表示」がございます。使いやすい表示でご利用下さい。
■個々の体験談へは返信ができません。
■表示された体験以外のものを読みたい場合は、ページの最下部に「NEXT」をご利用下さい。現在300以上の体験談が投稿されています。
■妊娠週数や原因などキーワードで読みたい体験談を検索することもできます。ご希望の方は「検索/過去ログ」をクリック下さい。
■投稿者がメールアドレスを公開している場合を除き、当会から投稿者の連絡先を教えることはできません。
  <<   新規投稿   ツリー表示   一覧表示   携帯用   検索/過去ログ   ホーム  
  37週 誕生死

[2425] ちあきママ

Name: ちあきママ    ..e-mobile.ne.jp
Date: 2013/07/12(金) 18:11
     削除 
Title: 37週 誕生死    
妊娠中期より赤ちゃんの『両腎異形成、ポッター症候群』の診断があり、母体は『羊水過少』でした。
「赤ちゃんはお腹の中では元気ですが、肺が低形成なので産まれても生きることは厳しいでしょう。産声も聞けないかもしれません」
「赤ちゃんに対して、お父さんやお母さんが出来ることや、何をしてあげたいか考えていきましょう」と、言われていました。

赤ちゃんへの負担を考え、延命治療は希望しませんでした。
検診は良い話ばかりではなく、産まれても育ててあげられないことや、お別れをしなければならない覚悟が悲しくて、毎回、涙しながら帰宅していました。
周囲からの祝福や励ましの言葉も辛く、受け止められませんでした。

お母さんとして何ができるだろう、何をしてあげたいんだろうと考えても中々浮かびません。
看護師さんが、「お母さんが美味しいものを食べたり、美しいものをみて美しいと思ったりする感覚は、きっと赤ちゃんにも伝わっていますよ。大事にしてくださいね」と話してくださいました。
この言葉で、お母さんとして赤ちゃんと沢山思い出を作ろうと思えるようになりました。
思い出を残す事は、赤ちゃんを思い出すきっかけになり、辛いことかもしれない。
でも、生きられず、何も体験させてあげられず空に還るなら、お腹にいる間だけでもしっかり楽しませてあげたい思いでした。

検診の日の夕方に陣痛があり、4時間の分娩。
やっと会えた時、弱々しかったけれどちゃんと産声をあげてくれました。声が聞けないかもと言われていたので、本当に嬉しかった。
声は徐々に弱くなり、最期は私の腕の中で息を引き取りました。
家族皆で過ごしたゆったりとした30分間でした。
その後は、看護師さんのアドバイスもあり、写真を撮ったり手形や足形をとってもらいたくさんの品が残りました。

羊水がほとんどない状態で狭くて窮屈だったと思います。
看護師さんや先生から「赤ちゃん、早く会いたかったんだね。ここまでよく頑張ったね」と赤ちゃんを褒めてもらえたことが嬉しかったです。
棺には、寂しくないようにと、絵本やお兄ちゃんが書いた絵、手づくりしたスタイを入れました。
赤ちゃんの重みや声。
感覚としてあったものが少しずつ薄れていくのを感じますが、写真などの品や場所がまた思い出すきっかけになっています。



過去ログへの書き込み・返信は出来ません。




削除・編集   管理者画面   RSS   + Powered By 21style +