Title: 胎児水腫
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自分31歳、妻44歳 妻には、過去に2度の流産があります。 これが最後!!と授かった命。
クリニックで10週の定期検査で医師から「首の後ろに浮腫みがあります」と言われ、7mmだと診断されました。 その時は、夫婦共に浮腫みの意味がわからず、自然と育つと思っていましたが、医師に「専門機関に紹介状を書くので、すぐいってくれ」といわれたことが気にかかり、その後、調べると事の大きさがわかりました。
専門機関で診察してもらうと、やはり浮腫みは7mm、3人に1人は何らかの疾患を持って生まれると告げられました。
「パパー てってー」と聞こえた気がして、僕は妻のお腹をさすりながら、がんばろうねと心で語りかけていた。
2週間後の検査で、浮腫みは全身になり、それなりの覚悟を決めた。 生きようとする命を絶つことは出来ない。 生まれるまでこの子の最後まで見届ける。逃げないと誓った。
羊水検査ができる様になり、当日に診察すると心音は聞こえず、動きもなくなっていた。 研修医は「私には・・・」と言って、ベテラン医師に相談しにいった。妻は「親孝行したんだね」とフォローを入れたが、僕は複雑で何も言えなかった。
医師に説明を受ける2人は、過去のこともあり、最悪を想定してたせいか冷静でした。 妻は、悪い方の夢を当日見たそうです。
明日から妻は子供を取り出す為に入院します。 お腹をさすってる妻を見ると涙がでます。
さっきお腹の子に「よくがんばったね、ありがとう」と告げた。
お腹の子が生まれ、元気に育つ事がどんな奇跡なのかと思い感じました。
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