Title: 28週 子宮破裂
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昨年の8月、待望の第2子を子宮外妊娠のため8週で亡くしました。 そして失意のなか、授かった赤ちゃん。 子宮内での妊娠と確認され、大きくなっていくお腹を愛おしく思いながら11月の誕生を心待ちにしていました。
28週を過ぎた8月13日、突然の腹痛に襲われました。 第1子の時にも腹痛で受診したけど、ただの便秘だったということがあり、しばらく様子を見ていましたが、 冷や汗が出てくるほどの痛みに変わりました。
とりあえず、心配解消の為にと思い、病院へ向かいました。 エコーで赤ちゃんも元気と言われホッとしましたが、腹痛の原因がわからないままで、このままで家には帰せないからとのことで、そのまま入院することになりました。
子宮が大きくなることにより、腸が圧迫されて腸閉塞を起こしているか、 もしくは尿結石かもと言われ、とりあえず赤ちゃんに問題ないなら良かったと安心しました。 でも、消えることの無い痛みと戦っていました。
そして深夜、排便したい感覚に駆られ、車椅子でトイレに連れて行ってもらうと出血がありました。 病室に戻ってNSTつけても、胎児心拍がとれず。 急いで医師に来てもらってエコーすると、もう赤ちゃんの心臓は 動いていませんでした。
内診で、子宮口が全開大になっていることもわかりました。 確かに、その2〜3時間前から痛みに時間の間隔があったような気もします。 あの時気付いてたら、赤ちゃんは救えたのでしょうか。
そんなことをかんがえながら、気がついたら分娩台の上でした。 吸引分娩にて我が子を出産。 1,140g、39.0cm、本当に可愛い顔をした女の子でした。
普通の出産と同じように産院の産着を着せてもらい、 おくるみにくるまれて私の腕に抱かれたわが子は、本当に眠っているようでした。
しかし、その後も私の腹痛はなくならず、分娩後のエコーで腹腔内に液体が見られることから、そこで初めて子宮破裂の可能性を疑われ、県内で一番設備の整っている病院へ緊急搬送されました。 結果、子宮破裂で大量の血液と羊水で私のお腹はいっぱいになっていました。 手術後は肺に水がたまり、酸素レベルも低く、重症室に入院となりましたが、何とか私は一命を取り留めました。
入院中、どうして私も赤ちゃんと一緒にいけなかったのか、そんなことを考えてしまいました。 せっかく助けてもらった命なのに。
体調が落ち着いてから、陣痛中ではなく、妊娠経過中での子宮破裂はとてもまれなことだと聞かされました。 確かにネットで探しても、ほとんど見当たりません。 どうしてそんな少ない確率の中に私の赤ちゃんが含まれないといけなかったのか。 今でも納得出来ません。
あの時私がもっと早く気付いていたら、そんな後悔ばかりの日々です。
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