Title: 稽留流産
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昨日お腹の子を空へ帰しました。
夏の終わりに普段とは違う体調に気づき、検査薬でオチビちゃんの存在を知りました。 何回測定しても、うっすらした線だったり、血の混ざったオリモノと腹痛のセットがたまにあったりで、 正直、最初のうちは喜びよりも不安のほうがが勝ってた、かな。 ごめんね。
病院に初めて行ったのは5週の終わり位。 ちっちゃくて、先生も「あれ?あれ?」と探してようやく見つけ出してくれたね。 先生が「これから色々検査を受けなくちゃいけないから、母子手帳を早めに貰いなさいね」と仰ったので、お母さんはドキドキしながら役所に母子手帳を貰いに行きました。
お父さんも喜んでくれて、男の子かな女の子かなと気にしたり、 お母さんの体調をとても気遣ってくれました。
それから2週間位は順調に育ってくれてたけど、どうしちゃったのかな。 1cmちょっとで成長が止まってしまって、8週になっても心拍が確認できなくて、 9週になると、栄養が入っている袋と、そのかげにとっても小さなおチビちゃんがチラッと見えたけど 胎嚢の大きさもあまり変わらず、心拍もとれず・・・。
先生から、次回、お父さんを連れてくるよういわれ、お母さんは我慢してた涙が止まりませんでした。 もしかしたら来週になれば心拍も確認できるかもしれない。 成長が見られるかもしれない。 と、無理に前向きになろうとして、お父さんと病院に行きました。 でも胎嚢が少し大きくなっただけ。心拍もとれず。 おチビちゃんをお空に帰さなきゃいけない現実を、いよいよ受け止めなくてはならなくなりました。
お父さんの前でいっぱい泣いて、お父さんも辛かったと思うけど、お母さんのことを優しく抱き締めてくれました。 早々と手術の日程が決まり、オチビちゃんと一緒にいられる時間もわずかとなり、最後に浅草寺をお散歩しました。 皮肉にもおみくじは大吉。 でも「待ち人来る」っていうことは、またオチビちゃんに会えるってことかな。 なんて、お母さんアホだから、いつも都合のいい期待ばっかりしちゃってダメだね。
そして、昨日の夜遅くにおチビちゃんとお別れしました。 抱っこしてあげたかった。 いつか手を繋いで歩いていっぱいお話しして、時には泣かせてしまうこともあるかもしれないけど、 それよりもたくさん笑顔にして、色々な楽しいことやモノを見たり、聞いたり、触ったり体験させたかったなぁ。
本当に“こんにちは”から“さようなら”までがあっという間でした。
おチビちゃんから、妊娠から出産が簡単なものではないということ、命の尊さを痛いほど教わりました。
ありがとう。 2ヶ月ちょっとだったけど、オチビちゃんとお腹越しだけど、会えてよかったよ。 お母さん幸せだったよ。
でもさみしいなぁ。 また会いに来てくれるよね? お母さん、お父さんとオチビちゃんのこと待っててもいいよね?
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