Title: 10週 稽留流産
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約5年前、ストレスやらなんやらで生理が止まってしまい、産婦人科にかかっていました。 1年薬を飲んで、なんとか自力で生理も来るようになりましたが、その際、産婦人科の医師に「もしかしたら子供が出来ないかも」と言われました。
2年前に結婚しました。 なかなか妊娠出来ず、上記の事もあったので、正直、子供は諦めていました。 諦めてたところに妊娠が判明し、一人、泣いてしまいました。
それからは病院に通うのが楽しみで。 7週目で心拍も確認でき、母子手帳ももらってきました。 母子手帳をもらってきてからの初めての検診。 前回の検診で小さい体ながらにしっかり心臓が動いていて、 それ見て感動して泣きそうになったので、旦那にも見てもらいたくて同行してもらいました。
前回よりも大きくなっていたので「大きくなってる〜」なんて話していたら、先生達は何か静か。 そして先生から「ここが心臓のある場所なんだけどね、止まっちゃってる」って。 その時その言葉が理解出来ず「あぁそうなんですか。」と。
診察室に戻って手術の話をうけましたが、一切頭に入らない。 診察室を出る間際にやっと理解し、涙が止まりませんでした。 検診の前日まで下っ腹に手を当てて「大きくなれ、大きくなれ!」って話しかけてたのに、その時には赤ちゃんはもう・・・。 悲しくて、涙は枯れませんでした。
心の準備も出来ないまま、看護婦さんから次の日の手術を勧められました。 手術当日、子宮拡張する前に赤ちゃんの心臓を見ましたが、やっぱり止まっていました。 そして子宮拡張処置が始まりました。 あまりの痛さで涙が止まりませんでした。 その日は血圧が低かったのもあると思いますが、処置が終わった後気を失って倒れてしまい、すぐベッドに運ばれました。
とても気持ち悪くて、吐き気やら子宮が変な感じやらでぐったりしながら手術まで3時間半程一人で待っていました。 待っている間、楽しそうな声や赤ちゃんの泣き声が本当に辛かった。
そして呼ばれて手術室へ。 これで私の赤ちゃんが本当にいなくなっちゃうんだと思うと、涙が止まらなかった。あっという間に手術は終わっていた。 心も体も空っぽだった。
周りは「妊娠出来たんだから、またすぐ妊娠出来るよ」とか言います。 そんな言葉はいらない。 私はあの子に、無事に生まれてきて欲しかった。 また妊娠出来るか自信はないけど、あの子がまた私達のもとに戻って来てくれることを願っています。
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