Title: 41週 原因不明 死産
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2013年のお正月が明けて、妊娠していることが分かりました。 以前、妊娠初期の心拍確認できないまま、2回の流産を経験していることもあり、検診の度に「ちゃんと心拍があるかな?元気にしてるかな…」 順調に妊娠経過を過ごされてる妊婦さんを横目に、毎回の検診を泣きそうな心情で通院していました。
でもそんな心配をよそに、この子は無事に心拍確認も取れ、毎回の検診でも「今回も順調だよ」と、お墨付きをいただき、 里帰り出産のため32週で転院しました。
毎日、順調に育っているわが子に語りかけ、何度となくお腹をなで、健康にも出来るだけ気遣って散歩したり、食事にも気をつかってました。
9月15日の予定日がきても生まれる素振りがないので「連休明けに管理入院をしつつ、誘発分娩にしましょう」と、病院と相談した結果、そう決まりました。
入院当日、バルーン処置を受けると少しずつ陣痛も自然におき始め、2日目、バルーンを大きいものに入れ替える処置を受けました。 すると、さらに陣痛の時間も、間隔も強まってきました。
3日目になり、同じ処置をして出産してた友達とメールしながら「ちょっと時間掛かりすぎてない?でも、今日には赤ちゃんとやっと会えるね」と言われました。 朝から2回も破水してるし、私の陣痛も3〜5分間隔になってるし、普通に生まれると、そのときの私は信じきってました。
正午からのドップラーでの赤ちゃんの心拍確認、異常なし。 胎動が落ち着いてきてる気がした。 出産が近づいてきているせいかな・・・。
14時ごろ、再びドップラーでの心拍確認。 お腹のどこに当てても確認できませんでした。 『子宮内胎児死亡』 考えもしてない結末でした。
そこからは、精神的におかしくなったためか、陣痛の間隔が安定せず、陣痛促進剤を打ったり、血液検査をしたり。 結局は、総合病院に搬送され、亡くなったのを確認してから5時間後に死産しました。 生まれた赤ちゃんはとてもかわいい女の子。 3,155gで、外傷もなく、CTでの検査も異常なし。
さい帯、胎盤の病理検査。母体の血液検査。 胎盤に『絨毛膜羊膜炎ステージ3』の結果以外なんの異常もなく、 これだけの結果では死産した結論には至らないということで 「原因不明」ということになりました。
毎日のように泣きはらし、急変に気付けなかった自分を責め、 起きてる間は原因の究明をすることで気を紛らわす日々を送っていました。 あれから約3ヶ月、徐々に、ようやく普通の生活が出来るようになってきました。
周りから見たら「元気でよかった」と、思われていると思います。 私もそう見られるように努力をしてるつもりです。 でも、何にも考えなくていい夜、眠りにつく前、フラッシュバックして眠れなくなることもまだまだあります。
こんな体験、どの妊婦さんにも経験してほしくない。 なにかおかしいこと、心配なことがあればすぐに病院に問い合わせてほしい。 そして、死産を経験した方々とこの気持ちを分かち合いたい。
きっとお空で私たちのことを見守ってくれている。 この子の生きた証を残したくて、この体験談を書かせていただきました。
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