Title: 10週 稽留流産
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私のお腹の中には、胎児死亡の宣告を受けた赤ちゃんがいる。
10日前、自宅近くの産婦人科で初めて赤ちゃんの心音を確認。 お腹の中で赤ちゃんが生きている事を実感。
近い距離ではあるが里帰り出産をする予定であった為、実家近くの産婦人科に昨日訪れ、分娩予約を・・・と思った矢先。 モニターを見ながら医師が「何かぱっとしないなぁ…」 ん?なにが?と言おうとした瞬間、自分でも気付いた。 先週までピクピク動いていたものが見当たらない。
「残念だけど」と言われた後、頭は真っ白に。 待合室に戻ると涙が込み上げて、すぐにトイレにこもった。
一日中泣いてすこし落ち着きを取り戻した今日、心音を聞いた自宅近くの産婦人科に再度訪れた。 エコーを使って血液の流れがないことを再確認し、赤ちゃんが弱い体質であったことを説明された。
明日入院して、まだ2センチ程の赤ちゃんを出してあげることを決定した。 明日の手術に備え、採血をして心電図をとる間、看護師さんの「辛いね」の言葉がまた涙を溢れさせた。
たったの2カ月ちょっとだったけど、とても幸せな時間を過ごさせてくれたお腹の赤ちゃんに心から感謝。 今日は一緒に過ごせる最後の夜、まだ小さなお腹に手を当てて眠りに就こうと思う。
ありがとう、また逢える日まで
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