Title: 31週5日 死産 臍帯過捻転
|
|
結婚5年目、不妊治療を始めて1年で待望の我が子を授かりました。 不妊治療のなかで、重度の卵巣過剰刺激症候群にかかり、しばらく入院も経験したり、大変な思いもしましたが、初めての移植で妊娠できました。 その後も妊娠4ヶ月で切迫流産と診断され、またもや入院するなどハラハラすることが多々ありましたが、安定期に入ってからは至って順調な妊娠生活を送っていました。
産休に入り、もうすぐ9ヶ月に入ろうとしていた時、それまで元気に動き回っていたお腹の赤ちゃんの胎動がぴたりと止まってしまいました。 前日の検診では「元気で異常なし」と言われていたので、まさかと思いながら、先生に「大丈夫だよ」と言ってもらいたくて、すぐに病院に行きました。 エコー画像を見たときの先生の焦りは私を不安にさせました。 「すぐに旦那さんにきてもらえる?」の言葉で赤ちゃんがだめだったと分かりました。 主人の勤務地が近かったこともあり、主人はすぐにかけつけてくれました。 主人の顔を見た瞬間、こらえていた涙目がボロボロと…。
主人が来てから赤ちゃんの心拍が確認できない、母体のことを考えてすぐに出産した方がいいなどの説明がありました。 夢であってほしい、夢だよね?と思いながらそこからの記憶があまりありません。
帰宅してから、主人と抱き合って2人で号泣しました。 その2日後に入院、夜に破水。 想像以上の陣痛に耐え、女の子を出産しました。 原因は臍帯過捻転でした。元気過ぎちゃったみたいです。 46cmもあり、ずっしり重い赤ちゃんを抱っこした時は号泣しました。 同時に、あまりのかわいさとやっと我が子に会えた嬉しい気持ちにもなれました。 親バカですが、本当にかわいい女の子でした。 ただ、他のお母さんとは違って、母乳をおさえる薬を飲まされたり、赤ちゃんのお世話をする必要がなく、日々悲しみが深くなっています。
今は小さな骨壷に入った娘と一緒に実家におります。 毎日やることもなく、やる気も出ず、自分の部屋で娘を抱きながら閉じこもっている状態です。 まわりは出産ラッシュ。 芸能人の妊娠出産報道も辛く、妊婦さんや赤ちゃんに会うのが辛くて外にも出られません。 しかし、夢に出てくる我が子がまた戻ってきたいと言ってくれてるようで、先生の了承が出たらまた治療を開始したいと思っています。 またあの子が戻ってきてくれて、今度は元気に泣いてくれる我が子を抱っこしたいと思います。
無事に出産できるって当たり前ではなく、奇跡なんですね。 あの子が戻ってきたら、えらかったねってぎゅっとしてあげたいと思います。 少しずつですが、夫婦でまた前に歩き出します。
|
|
|