Title: 38週での死産、3度の流産
|
|
私の場合、38週までは順調でした。 でも、突然の破水。
病院についた時には胎児の心音が消えていて、陣痛に苦しむ私に 非情な宣告がありました。 頭が真っ白になり、「このまま、赤ちゃんと一緒に死なせて」って主人に叫んでました。
引き裂かれるような痛みの中、看護師さんがお腹をグイグイ押してきて「そんなに押したら赤ちゃん死んじゃう」って叫んでました。
やっと出てきたのは紫色した男の子。
動きもせず、泣きもせず、医師の手に乗せられてダラーンとした子をチラッと見せてくれただけで、 すぐに何処かに連れてかれてしまいました。 胎盤を出す時に痛くて痛くて、泣きながら胎盤を出して、 しばらくしたら白いタオルにくるまれた赤ちゃんを寝てる腕に抱かせてくれました。
死産だった私を気遣い、主人は個室を希望してくれましたが、 連れていかれた病室は4人部屋で、しかもみんな赤ちゃんを隣に寝かせていて、赤ちゃんの泣き声に気が狂いそうでした。
5時間くらいして、個室に移り、赤ちゃんと主人といっぱい写真をとりました。 いっぱいいっぱい、赤ちゃんを抱っこしました。
そして赤ちゃんは主人と家に帰りました。 2日して外出許可をもらい、主人と両家の親で、赤ちゃんを火葬しました。 殆ど残らなかったけどわずかに残った遺骨を小さな骨壺に収め、私が抱っこして自宅に戻りました。
息子には名前もあります。 生まれる前に考えていた「将士」(まさし)
あれから20年。 毎年、誕生日には御祝いしてきました。 息子の同級生が幼稚園や小学校、中学校、高校、大学に入る4月になると他人のお子さんをみて「こんなに大きくなったんだな」って成長した姿を想像してしまいます。
そして、来月11月1日にハタチになる息子。 また、泣いちゃいそうです。
42歳になった私は20年前の現実からまだ立ち直れてません。 息子を失った後に3回流産しました。 3回目の時は涙も出ませんでした。 辛かったです。
子供たちのところに行きたいと泣いた日もあります。 でも、子供たちの分も生きなきゃね。 来月1日は明るい誕生日にしたいです。 お誕生日おめでとう、まぁくん
|
|
|