Title: 9週 自然流産
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11月4日に初めての子を9週で流産してしまいました。 結婚4年目。 それまで子供が欲しくなかったわけではありませんが、夫婦二人の生活も平和で楽しく、積極的に子作りはしていませんでした。
しかし、夫婦の年齢を考えると決して若くなく、1年程前から近くのクリニックに通い、タイミング療法を受けていましたが妊娠に至らないので、他の病院の指導も受けてみようかなと考えていた矢先の妊娠でした。
生理予定日前にいつもある茶色いおりものが数日続き、今日から生理かな、と思っていたら茶色いおりものが透明に変わり、これまで経験したことのない変化に妊娠を期待しました。 検査薬で薄い陽性反応が出て、でも線が薄いので期待半分、不安半分で、ネットで妊娠検査薬の陽性反応について調べて、それでも半信半疑で、数日後、元々タイミング療法で予約していた日にクリニックを受診しました。
いつもの内診で、小さな胎嚢が確認でき、妊娠してるよ、4週だねと言われた時には不思議な気持ちでした。 その後は毎週受診し、だんだんと大きくなっていく中身に喜びと言うよりも神秘的な出来事への驚きに似た感情でエコー画面を見ていました。 7週で心拍が確認でき、心音を聞いたときには急に実感が増して感動しました。
でも妊娠がわかってからずっと出血が続いていて、初めは薄い茶色かピンクか。初期によくあると書いてある程度でした。 少しずつ透明のおりものに赤い線上の出血が出るようになりましたが、ここまではそんなに心配していませんでした。 先生にも早くから報告していて、安静にね、と言われていました。
幸か不幸かつわり等の体調不良はさほどなく、日常生活を普段より慎重にゆっくり送るようにしていました。でも正直安静ってどれくらいだろう?とも思っていました。
時々くる生理痛のような腹痛の頻度が増えてきて、出血も生理初日くらいの量が毎日続くようになり、心配になったので、休診日でしたが、急遽先生に診てもらいました。 赤ちゃんは大きくなっていて、心音も確認できました。 安心しました。 でも、出血の量から切迫流産と言われ、翌日から1〜2週間仕事を休んでとにかく寝ていてと言われ、その時処方予定だった漢方も調剤薬局が開いていない時間だったので、翌日、夫に取りに来てもらうように指示されました。 とにかく家で安静。 ネットでも皆さんトイレと食事以外は・・・と言われている様に、帰宅してからお腹に手を当て頑張ろうねと話しかけながら安静にしていました。
けど無情にも出血は止まらず、塊も出始めるようになり、塊に赤ちゃんがいないか必死に確認し、それでもその日は就寝しました。相変わらずいつもの腹痛があったのでお腹に手を当て守るように温めながら寝ていました。でも熟睡はできず、なんとなく寝て起きての意識の中で、突然ぷちんっと音がして小さな衝撃もあったような気がしました。 何かやばい!咄嗟にそう思って急いでトイレに行ったら、大きな血の塊の横に卵の白身よのうなものに囲まれ、ピンク色の赤ちゃんが出てきていました。 黒い目、手はよく分からなかったけど、もう4〜5本に分かれようとしている小さな足が見てわかりました。 午前5時頃、先生に診てもらい安心してからたった7時間後のことでした。
私が泣きながら寝室に近づくと、夫も直ぐに気づき、事態を把握したようでした。 日が上ってから一番でクリニックを受診し、流産確定。 夫には一度も心音を聞かせてあげられませんでした。
朝、会社に流産の報告をし、体調は悪くないけど今週は休ませてもらうことにしました。
夜、夕飯も終わったであろう時間にお互いの家族にも報告しました。 両家とも初孫で、親は皆65歳くらい。 待ちに待った妊娠の報告にとても喜んでくれていただけに、 流産の報告はするほうもされるほうもとても悲しいものでした。
今は完全流産になるよう、薬を飲みながら早く子宮がきれいになることを祈っています。
クリニックで紹介され、水子供養もお願いしました。 暫くしたら案内に記載されてた寺院に行こうと思います。
皆さんの記事を読んで、名前も付けようと思いましたし、先生と夫にはかなり驚かれたのですが、出てきた赤ちゃんの写真も撮ろうと思います。 まだクリニックにいるけど、だって私の赤ちゃんなんだもの。 出てきたとき悲しかったけど、確かに可愛かった。 数時間前には心音も聞かせてくれた。 何週で産まれて来ようが、大切な我が子にかわりありません。
元気に育ててあげられなくてごめんね。 喜んでくれたお父さんお母さんお姉ちゃんごめんね。 名前に自分の一文字入れたいってもう言ってた夫、ごめんね。 自分も辛いのに、次また頑張ろうって前向きに言ってくれた夫、ありがとう。 少しでも私のお腹にいてくれて、初めての喜びを教えてくれた私の可愛い赤ちゃん、ありがとう。
今はたくさん泣いて、忘れないように大切に記録に残そうと思います。この掲示板に出会えたことにも感謝しています。
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