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  20週 重症先天性心疾患の為人工死産

[2618] 雪

Name:    ..fios.verizon.net
Date: 2016/01/24(日) 07:15
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Title: 20週 重症先天性心疾患の為人工死産    
今、私は39歳です。
私の30代は妊娠、出産とそれにまつわる事で過ぎていきました。

31歳で結婚式を挙げ、32歳で初めての妊娠をしました。
同じ時期に妊娠した友人は順調に出産したのに、私は妊娠9週目で自然流産。
本当に悲しくて、しばらく家に引きこもっていました。

それから33歳で2度目の妊娠。
順調に成長してくれました。
妊娠6ヶ月の頃、家庭の事情で海外に引っ越し、バタバタしながら元気な娘を出産しました。

私は一人っ子で、私の家庭の環境の事もあって、ずっと兄弟に憧れていたので子供は2人は欲しいと思っていました。

36歳になったばかりの時に3度目の妊娠。
全て順調だと思っていたのに、18週目の超音波検査で胎児の心臓に影があると言われました。
大きな病院で検査をした結果「心房心室中隔欠損症だろう」と言われ、心臓の真ん中の壁が完璧にないとの診断でした。
言われた時は目の前が真っ暗になりましたが、
私が住んでいる所から車で1時間ぐらいの所に、世界的にも有名な小児病院があり、「こういう手術には、たくさんの経験があるから」と言ってもらい、不安はありましたが、気持ちを落ち着かせて残りの妊娠期間を心疾患を持った我が子を迎える為の準備に費やしました。

でも、産まれてきた息子の心疾患は言われていたものよりももっと重度のもので、
「内臓錯位症候群(多脾症)」と「ファロー四徴症」でした。
カテーテル手術の時に事故があり、右足の血管を傷つけてしまった為、血液が全く右足に循環してない状態が何時間も経過して、最悪、右足の切断もあるかもしれないと言われた事もありました。
奇跡的に足はもとに戻り、心臓も、生後3ヶ月を前に開胸手術を受け、ペースメーカーは一生必要ですが、根治して、退院して家族4人の生活が始まりました。
それからの4ヶ月間は病院に行く回数は健康児よりも多いけど、元気によく笑う息子がお姉ちゃんもパパも私もかわいくてかわいくて仕方がありませんでした。
本当に幸せだった。

息子が生後7ヶ月半のある日、夜中に息子の声がして様子を見てみると、変な息の吸い方を1度して静かになりました。
気になって少しさすってみても反応がなく、私は息子の名前を叫びながらCPRをして、救急車を呼びましたが、もう亡くなっていました。
原因は不明で「乳幼児突然死症候群」だろうと言われました。

私も主人も悲しみに立ち直れない日々を過ごしていましたが、娘もいて、両親がこんな状態ではかわいそうなので、少しずつ笑顔で送れる日々が戻ってきました。
家族や友人も私たちを支えてくれて、本当に今でもとても感謝しています。

それから38歳で4度目の妊娠をしました。
今までこどもの性別を気にした事はなかったのですが、息子を亡くした今、できたら男の子だったらいいなと密かに思っていました。長男の疾患はとても珍しいもので、確率的にも次の子供も疾患を持ってくるとは思わなかったのですが、不安は、妊娠が発覚してからずっとついてまわりました。
高齢出産になるので、母体の血液でできる染色体異常検査を12週で受けましたが、結果は問題なく、性別も男の子とわかり喜んでいました。
18週目の超音波検査も大きな病院で全てチェックしてもらった方が、私も安心するだろうと言われ、検査を受けると、また前回の悪夢が戻ってきました。
先天性心疾患があると言われ、今回は「純型肺動脈閉鎖症」で閉鎖と言っても閉じているわけではなく、肺動脈自体が見つからないと言われました。
次は元気な息子を抱っこできると思っていた私を、一気に地獄に突き落とす言葉でした。
一緒について来てくれた義理の姉になだめられながらも、私は取り乱してしまい、泣け叫びました。
また子供を失うかもしれない現実になかなか直面できないでいました。

少し落ち着いた時、先生に「重度の心疾患なので今後の事は私からは話せないから、長男がお世話になった病院で、もう一度診察してもらって、今後の計画を立ててください」と言われました。
診察日の予約も取ってくれて、また義理の姉に付き添ってもらい小児病院に行きました。
難しくても、また、乗り越えようと思っていました。
2時間半の超音波検査の後、先生から症状を説明されました。
息子の心臓の状態では出産予定日までもたないだろうとのことでした。
奇跡的にもっても出産には耐えられないだろうし、耐えられたとしても何も処置できないだろう・・・と。
私に残された選択は、人工死産か息子の心臓が止まるまで待つかのどちらかでした。
いつ止まるかわからない息子の心臓を待ちながら、週一回の妊婦健診が必要だと言われ、
嬉しそうな他の妊婦さんに囲まれて息子の死を待つ事、
お腹も目立ってきた姿で、何ヶ月か?性別は?予定日は?と聞かれる事に私が耐えられるとは思えず、
昨日、人工死産を受ける選択をしました。

悲しみの真ん中でこのサイトをみつけました。
今も私のお腹の中では息子が元気に動いています。
これから待ち受ける現実に押しつぶされそうです。

それに加え、2人続けて重度の心疾患があると言う事は遺伝子的な要素があると思った方がいいらしく、次に妊娠しても同じ事が起こる可能性が高いと言われ、次の妊娠を諦めなければいけない現実に気持ちがなかなかついていけてない状態です。






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