はなの日記帳

2013. 9. 01. Sun 事のあらまし、かいつまんだ話
2012. 9. 23. Sun ずいき
2012. 8. 26. Sun VS バーサンズ
2012. 8. 02. Thu 夕暮れは逢魔が時
2012. 7. 19. Thu 夏の年寄り・病院祭り☆
2012. 7. 10. Tue 泳ぎも潜りもしない奄美大島
2012. 5. 31. Thu ロンドンのこと
2012. 5. 10. Thu Ma belle−mere
2012. 3. 16. Fri 娘の帰還、そして・・・
2013年 9月
SunMonTueWedThu FriSat
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
- - - - -

 

 
  2013. 9. 1. Sun
      事のあらまし、かいつまんだ話
  
前回の日記から、ほぼ一年、サボってました。 
 
去年の9月、ずいき食べて、イガイガにやられて、 
それでもめげずに?9月と11月の 年寄りの入院のサポートをし、 
12月のはじめに 念願の温泉に出かけてイノチの洗濯をし、 
そのまま 年末年始恒例・女中モードに突入・・ 
 
が、その年末 
お正月は実家で過ごす、と言って大阪に来なかった母が、元気半減。 
実家に行っていた弟や 遊びに行ったうちの子どもたちから 
あれは かなり元気ない、もう 大阪へ来てもらったら?という話になり、 
慌てて、大阪で ホームを探すことになりました。 
 
老人ホームを探す、と言っても、母が名古屋で入ってるようなタイプの良いところが空いてるのかな? 
というのが いちばん心配でしたが、なんと! 
大阪、そんな心配を吹き飛ばすほどの<老人ホーム建設ラッシュ>。 
 
しかも 我が家の近くに、あっちにもこっちにも・・ 
どうやら この地域、中心部に近くて交通至便、しかも元来年寄りが多くてシルバーパワーが強い、という『老人の暮らしやすい街』になってたようです。 
 
そんなわけで、 
母も気に行ったところに入所申込して、引越し荷物をまとめて 送って、母も移動して、あれこれ役所的手続きもして、かかりつけ病院も新たに行って・・ 
 
って、大阪と名古屋を行ったり来たりしてたら、 
すっかり落ち着いたのは、5月でした。 
やれやれ・・・・ 
 
そうやって、母が近くに来てくれたので 名古屋〜大阪を往復することは激減して楽になるかと思ったら、 
日常 行くところ(元住んでいた家の主人の両親宅は毎日、行きます)が増えて、忙しさは変わらず(笑) 
とはいえ、母は、50年ぶりに関西に戻ってきて、 
関西弁の中で暮らすのはやっぱりリラックスできていいなあ、と 
お正月の様子が嘘のように元気になりました。 
がんばって引越しした甲斐があるというものです。 
 
そうして、どうにかペースがつかめてきたなあ、という6月。 
 
今度は 
柴ワンコの女の子を衝動買い!(≧▽≦) 
 
バクは主人両親宅に暮らしていて、私が毎日、散歩やご飯の世話に行ってるので、 
2匹になったら、どうやって世話するんや??と周りから呆れられましたが 
見て、抱っこしたら、もう 手放せなくなってしまって、連れて帰りました。 
 
もちろん、 
みんなの心配通り、それから今まで、2匹の柴に振り回される毎日^^; 
 
第一に、ちび柴(名前は メル といいます)のあまりの元気に 
バクがついていけず(もうすぐ 5歳だから、バクはかなり落ち着いてます) 
一緒にお散歩すると、飛び跳ねるメル・逃げるバク を連れてる恰好で、 
他人から見ても「大変ですね」と言われる始末。 
結局、お散歩は一匹ずつ、しかもこの暑い夏、スタートはだんだん早くなって 
いちばん暑さのピークは、4時半に起きてました。・・なにやってんだか; 
 
おまけに 8月は、 
裏庭に 小さな子猫を2匹連れたママ猫が現れました。 
ママ猫といっても、その猫自身、まだ一歳にもならない若い猫で、 
この子 野良ネコ!?と疑いたくなる甘えっぷり。 
 
同じ生き物なのに、毎日のんきに暮らしてるバクやメルと あまりに違う境遇、 
子猫を呼び かばいながら 庭にやってくる若いママ猫が可愛そうで、 
ついつい 捕獲 
ご近所の猫好きさんや 猫飼いの大先輩さんたる古い友人に助けてもらって 
里親探し。 
お盆に無益な殺生は禁物、と思っていたちょうどその頃、 
うまい具合に 名乗り出てくださった方があって、猫たちは無事、家猫になりました。 
 
 
・・と、 
毎日 見事に『雑用』に追われてるわたし 
今年の12月には、50代最後の<59歳>という年齢になります。 
いや、お見事!と 内心言いたくなるほど、体力は右下がり(笑) 
ことを運ぶのに、いちいち、次はなんだっけ?と考え、 
頭では3つぐらい先のことをしてるはずなのに身体がついていかず、 
まあ いいや ちょっと休憩 という時間の増えたこと。 
 
パソコンの前に座って、集中して日記を書く、 
という根気も半減 まあ いいや 明日・・の積み重ねがこの一年の空白になってしまいました。 
 
元々、この日記、 
母への手紙がわりに書き始めたのですが、 
近頃、その母が 手紙を書かなくても良い距離にいるので、 
よけいに 日記を書くことがなくなりました。 
 
さて、次の日記は、どれぐらい先?(^^ゞ 
 
とりあえず 
こんなふうに 相変わらずの暮らし、という話です。 
  

 

 
  2012. 9. 23. Sun
      ずいき
  
バクの散歩に行ったら、姑が、 
「ずいきをもらったから茹でた。酢味噌で食べると美味しいよ。少し、持って帰り」 
というので、もらってきました。 
義姉の姑さんが、畑を作っているので、そこからもらったらしいです。 
 
夕飯のテーブルに出すと 
「ずいき、って何?」と娘が聞きました。 
見た目、ゆでたナスみたい、とか、とんちんかんなことを・・ 
今どきの子は知らないのです<ずいき 
まあ、私もめったに 買わないからですけどね^^; 
 
違う、違う、これは、まあ 里芋の茎ね、 
昔は、女性にはとても良い食べ物、と言われてたらしいよ、 
 
とか 私、言いながら、 
娘も、ふ〜ん、とか言いながら、 
一つ二つ 酢味噌で食べました。 
 
別に、かわった味もしないね、(娘 
そう、特に変な味とか ないでしょ、(私 
と、普通に会話しながら食事をしていると・・・・ 
 
 
突然! 
 
 
お、おかあさん、なんか 口の中、ていうか、喉も 変! 
と娘が言い出しました。 
同時に 私も、喉から口の中から ちくちく いがいが! 
 
な、なに、これ〜、何がアカンかったん〜? 
なんかにアタッたのか〜〜!? どのオカズ!? 
え〜〜 救急車ザタ〜?? 
 
と、騒ぎまくる二人に、 
まだ ずいきを口にしてなかった だんなさんが 
オレ 何ともない、というから、 
 
は、犯人は ずいきだーーーー!! 
 
 
ということになりました!(^^; 
 
 
・・・・・ 
 
 
その後、うがいしたりして、ちょっとは収まりましたが 
(二人とも、そんなにたくさん食べてなかったし) 
食べた瞬間、じゃなくて、 
時間差で攻めてくるあの ツンツン チクチク イガイガには、まいりました。 
 
ネットで調べてみたら、そのツンツンチクチクは、シュウ酸カルシウムというもので、 
(よく、ホウレンソウにあって、結石の原因といわれるもの) 
しかも、里芋の茎にあるそれは、「針状結晶」だそうです。 
 
針! 
それが喉を攻撃するんだから、そりゃ 痛いです(^^; 
でも 前に、八百屋さんで買ったずいきは、そんなことなかったのに、なぜ? 
 
と思って、姑に聞いたら、 
そりゃー あれは、普通に売ってるずいきとは違うワ、 
○○さんが畑で作った里芋の茎だもの、という話。 
 
・・もともと、「食べる」用に作られた、店で売ってる<ずいき>じゃなく 
芋部分を食べるために作った里芋の茎がきれいで太かったから、茹でた、ってこと? 
そ、そりゃあ、アクも 普通のずいきよりきつかったわけです^^; 
 
ちなみに、姑さん、 
チクチクイガイガは?と聞いたら、 
「酢味噌で食べずに、煮物にした。まだ食べてないけど」ですって! 
(煮物にする方が、イガイガも軽減される気がします) 
 
食べてみる?と言われたけど、もう ご遠慮して帰ってきました(−x−;) 
 
 
ちなみに、娘は、もう一生、食べなくていい、と思ってるみたいです^^;<ずいき 
 
トラウマ誕生の瞬間でした☆ 
 
  

 

 
  2012. 8. 26. Sun
      VS バーサンズ
  
私の住んでる辺りに定期的に来られる、 
軽トラックに野菜や果物、ちょっとしたオカズや練り物を積んで回ってる 
通称「八百屋さん」、 
そもそも農家の方で、親の代から、それをされてる2代目さんです。 
自分で作った野菜+αなので、変な品物は扱ってない、という安心感もあり、 
姑宅でも、週に一度、家のすぐそばで止まってもらって、野菜や卵を買っています。 
もちろん私も、「八百屋さんが来る日やで」と言われたら、その時刻に顔を出すわけですが、 
先日、 
どうせバクの散歩が朝の7時には終わってしまうので、その時間にトラックを停めてるところまで行って買い物しよう、そしたらまだ涼しい間に終われるし、 
と思いついて、八百屋さん 今どこにいます?と電話して聞いてみました。 
 
7時から7時半まで、商店街の外れの○○医院の角にいます 
と聞いて、自転車で走っていくと・・・・ 
 
いつも 我が家の横で買い物するのは、姑と私だけですが、 
その場所は長く停まってるからか、おばあさんたちが 何人も買い物していました。 
しかも、一種の社交場?なのか、中には(朝の7時なのに!)舞台化粧かと思うほど白塗りのおばあさんや、数m離れてるのに香水の匂いプンプンのおばあさんも。 
 
そして、野菜や果物を吟味しつつ、『それぞれが』『八百屋さんに向かって』話をしています。 
 
「明日から田舎に行くから、この巨峰ぐらい持って行ったらええと思うんやけど」 
「日曜の晩に、これ食べるわ。明日は、こっちを食べるし。」 
「これ、どないやろ? 歯に合うやろか。おじいさん、食べるやろか」 
「この綺麗な桃、来週、おんなじもんが欲しいんやけどー」 
・・などなど、 
<人の話を聞く>とか<人が喋ってるから待ってる>などということは一切なく、口々に喋るおばあさんたち。 
そして、驚くべきは、 
野菜を量りにかけたり、袋に入れたりしながら、実に見事に『適当な相槌』を返す八百屋さん! 
 
いつも、我が家の横へ来た時に、 
とりとめのない姑のおしゃべりを上手にあしらわれて、 
商売が長引かないようにされるのには感心していましたが、 
その技は、こういうところで培われたものだったわけです。 
 
特に愛想を言うわけではない、むしろ無口な八百屋さんですが、 
あのバーサンズ相手に、あんな上手に対戦できるなんて、まさにオリンピック級だ! 
と妙な感心をしながら帰ってきた私でした。 
 
・・・ 
ところで、スペインの教会のキリストのフレスコ画を自分流に修復したおばあさんが いるそうです。 
元の絵とは似ても似つかぬものにしてしまった修復、もう一度、専門家がやり直すとニュースでは言ってましたが、 
そのおばあさんは「私がやったのは教会も承知の上だったのよ!」と言ってるのが写ってました。 
 
世界中、どこにでもいるんですね、バーサンズ・・・ 
  

 

 
  2012. 8. 2. Thu
      夕暮れは逢魔が時
  
膝の手術を5月にした姑から電話で、今一つ すらすら歩けない と言われ、 
悪いけど薬局に預けてある処方箋の薬をもらってきて、と頼まれました。 
 
いまどきの国立病院は、診察が終わると、そこから薬の処方箋を最寄りの薬局にFAXして、待たずに受け取りに行ける仕組みなんです。 
先週、それでFAXしたのですが、まだ受け取りに行ってなかったらしい・・・ 
高島屋に行くときは全然痛くならない足が、近所の薬局は無理、というのも面白い話ですが、 
本人がそう言うから仕方ありません、 
では 夕方 バクの散歩に行くときに、と電話を切りました。 
 
そして、夕方6時過ぎ。 
 
まず 姑のところへ行って、FAXした処方箋の原本を預かります。 
(薬局にはこれを持っていかないとだめなのです) 
お姑さん、処方箋・・と自転車を半分降りたまま(これは、すぐに行くゾというアピールのつもりでしたが)言うと、 
 悪いねー、いや、自分で行くつもりやったんやけど、今日は ○○さんが来て、お茶だして、老人会の新聞受け取って、ナンタラカンタラ・・・それで市場には行ったんやけど、薬局は全然 方向が違うし、ナンタラカンタラ・・・ 
 
延々ととぎれない姑の話に、 
うんうん、そうなん、閉まったらあかんから先に薬局に行ってくるわ!と 
後ろを見ずに門から出ました。 
 
こんにちは、すみません、先日FAXしてあったお薬をもらいに・・ 
と薬局に行くと、今度は、薬局の女店主さん(かなりご年配の) 
 まあ わざわざすみませんねえ、いえ 持っていってあげようと思ったんだけど、おうちはA通りのどのあたり?前にIさんというとこへ行ったことがあるんだけど、その近く?まあ 私も長く住んでるけど、こんな商売だからあまり外へ行くことがなくて、不案内で・・・ 
 
と、ここでも、また延々、とぎれない話! 
 
いえいえ、私が取りにきますから、お気遣いなく、というと、 
 でも わざわざ 取りにきてくださったんでしょう?おかあさんのお薬でしょう?まあ ええお嫁さんやねえ おかあさんも褒めたはったわ ようしてくれるって。どう、あのおかあさん、しっかりしたはるわねえ、いつも上等の服を着たはるし・・毎日、あっちの家にいってあげてるんでしょう? 
と どこまでも とぎれないので、 
ええ、いつも行きますよ、犬の散歩は私の仕事なので・・実は今からも犬の散歩なんです、犬が待ってるんですよー、 
と、さりげなく <急いでる>アピールをしたのですが、 
 
 まあ!犬!わたし、犬 大好き! なに犬? 洋犬? ああ 柴犬?あの茶色い犬ね?え?違う?黒色? へぇ〜っ わたし 黒い柴犬 見たことないわー いっぺん見てみたいわー おたくの犬なんか やっぱり血統書つきで賢いんでしょう?? 
 
 ・・・・・ 
 
「犬の散歩」で急いでることをアピールしたつもりが、娘がよくいう『地雷を踏んだ』状態になってしまいました。 
それでも、なんとか 脱出(!?)し、姑宅へ薬を持って帰ると、 
 ああ 悪かったねえ、今日は市場へは行ったんやけど、薬局は方角が違うし、ナンタラカンタラ・・・ 
と、まるで<一時停止>ボタンを押していたDVDを再生するように、話の続きが始まってしまいました。 
 
私の夕方は、毎日、 
洗濯ものを取り込んだり自分の家の夕飯の下ごしらえをしたりして、 
バクの散歩に行き、 
姑宅(この頃 夕飯は自分で作ってくれるので)で少し頼まれごとをしたり話し相手になって、 
適当な時刻に脱出して、買い物に行ったりして、自宅の夕飯を作る、 
というこの流れを、4時半ごろから8時ぐらいの間に こなします。 
 
夕暮れは逢魔が時、といいます。 
本当の魑魅魍魎には もちろん逢いたくないけど、トークショー全開のご年配の方も私には「魔」の一種、 
あまり夕方には逢いたくないものです。
  

 

 
  2012. 7. 19. Thu
      夏の年寄り・病院祭り☆
  
梅雨明けした近畿地方、 
蒸し暑い夏が 今年もはじまりました。 
 
この季節になると、バクの朝のお散歩は5時半〜6時前に出発。 
眠い目をこすりながら、歩いていたら、 
向こうから同じように スッピンで、犬にひかれてる友人がやってきました。 
 
おはよう 仕事見つかった? 
 
・・私と同い年のその友人は、 
この春、リストラにあって無職になってたのです。 
 
うーん・・見つかったんだけどねえ、あんまり良くなかったんで 次を探すことにしたよ、 
そっちは もう仕事に行かないの? 
 
朝から犬の散歩して悠々自適に見える私、 
暇なら仕事行ったらいいのに?と思われてるようです。 
 
・・・先月(6月)は、姑が膝の手術でずっと入院してて、 
病院の往復と、舅の身の回りの世話、 
今月は 母の歯の病院に付き添う予定と、 
姑の病院、これは膝と腸、2回 付き添って行く予定で、 
来月は また母の病院と、姑の循環器検査に付き添い、 
9月は 母の目の手術に立ち会って、その後のお世話、 
これ、仕事行けると思う? 
と言うと、ああ そりゃ無理だわ〜 と大笑いになりました。 
 
笑ってる友人も、仕事探しは、親の介護施設に払うお金のためなのです。 
それはもう 笑うしかない。 
笑い飛ばさないと、考えたら煮詰まりそう、と また笑いました。 
そぉねえ、そう思うわ、 
私は まだ 『看護』の部類で『介護』じゃないから助かってるかも、 
と言うと、 
病院に通ってくれてる間の方が楽ね、と友人が言いました。 
 
というわけで 
 
今年の夏は、<年寄り・病院フェスティバル> 
 
30年ほど前の夏は、 
<今 奥さんが実家から帰ってくると、もれなくBabyが付いてきます!キャンペーン> 
などと、だんなさんと笑いましたが 
(うちの子供は、二人とも8月生まれ) 
年月とともに、キャンペーンの内容も変わってきました。 
 
そういえば、<もれなくBaby>に自分自身はキャンペーン参加できなかっただんなさん、 
今回の<病院フェスティバル>には参加できる!とでも言いたげに、 
膝が痛い、手がしびれる、と不調を訴えています。 
そろそろ、年寄り予備軍かな? 今から「してもらう」側に回られても困るんですけどねー^^;
  

 

 
  2012. 7. 10. Tue
      泳ぎも潜りもしない奄美大島
  
今年も、ツーリスト・ド・はな のシーズンがやってきました。 
私は、あれこれと忙しくて、旅行!?って気もするのですが、 
<夏休みの旅行>は二人の楽しみと、きっと だんなさんは思ってるので、 
とばすわけにはいきません・・^^; 
 
そこで、 
どこへ行きたい?と、まず 顧客(だんなさん)の意識調査。 
うーん、伊豆かな 鎌倉かな 宮島も行ったことがないな 佐渡もいいな・・ 
などと、好き勝手なことをいう顧客のために、 
JTBやクラブツーリズムの 『出来合い』のツアーを探すコンダクター・はな(^^ゞ 
でも、どれもピンとこないなー・・・と、決断しないだんなさんに 
ふと思いついて「奄美大島は?」と聞いたら、「それやっ!」と・・。 
 
ホントに 島の好きな人です(笑) 
 
というわけで、今年は奄美大島、 
JTBで飛行機とホテルを予約して、二泊三日 行ってきました。 
ちょうど 梅雨も明けた7月5〜7日。 
いえ、梅雨明けたどころか、カンカン照りもいいとこ! 
 
もちろん レンタカーを借りて 島を周ったのですが、 
夏休み前のこのシーズン、島全体 いまひとつ やる気がないみたいな?(^^; 
国道県道沿いのお土産屋さん、蔵元、博物館、 
はんぱない陽ざしの駐車場に車を停めても 他に車も見当たらず、 
やってるの?やってない?? まあ いいか・・・次 行こうか・・・ 
と、熱暑の中、駐車場から建物まで歩くのも億劫で、立ち去ること数回。  
 
もともと、ちゃんとした計画などなく、 
車で走って、気になるところがあったら立ち寄る、 
↑これでいきましょう と行ったのですから、 
いわく 奄美海洋展示館で ウミガメに餌やり体験をする 
大島紬村で 手間ひまかかった織物のすごさに驚嘆する 
木工工芸センターで 関西から修行にきてたお兄さん相手に夫婦漫才(?)の会話をする 
それ以外は、ひたすら海の美しさに感嘆し 黒糖焼酎の美味しさに感嘆してました。 
 
が、真ん中の日に 山の中の滝を見に行った時のこと。 
 
滝を見た後で、県道に戻るのに違う道を通って、とナビをセットしたのですが、 
先月に降った大雨のせいらしく、 
道には木々の枝が垂れ下がるところ、 
うっかり踏んだら車が跳ね上がりそうな石がごろごろするところ、 
湧水が小川になってるところ、などなど 
都会の裏道には慣れたもののドライバーも同乗者も 
こういう状況には あまり出会ったことがないので、だんだん緊張して無口に・・・;; 
途中、土砂崩れで半分ふさがった道をそぉっと通った後に、 
完全に土砂で道が埋まってるのを見たときは、正真正銘 背筋がぞっとしました。 
 
他に通る車もなく、携帯も圏外の山道、 
バックで戻って、Uターンできるところで向きを変えて、 
一目散に 来た道を引き返し・・ 
とはいえ、七曲りの山道、なかなか人里にたどりつきません。 
 
やっと 携帯が繋がり、道路整備の人やトラックが見えた時には 
心底 ほっと一息! 
 
・・・・・
ホテルに向かうのに、今度はちゃんと整備された県道を通り、 
途中 ぽっかりと浮かんだ雲と海も空もひとつながりになった景色に 
シャッターをきりながら 
<こわかった山道>の写真を一枚も撮らなかったことに気がつきました。 
 
しまった、 
写真撮れば良かった、あんな場所に出くわすこと 人生でそうそう ないよね、 
と悔しがる私に、だんなさんが言いました。 
あんな場所に出くわすこと もう あってたまるか・・ 
 
驚いたことに、 
車を返しに行ったレンタカー屋さんの人に この話をすると、 
ああ 先月 降りましたからね と軽くいなされてしまいました。 
 
地元の人は、ああいうことは日常茶飯事、別に驚くにあたらないのでしょうか、 
そうじゃなくて そういう時期には山の中へなど行かないのが常識なんでしょうか、 
とにかく 『所かわれば』の体験でした。 
 
それでも、 
美しかった海の風景、のんびりした雰囲気、美味しいお料理に焼酎、 
とTOTALで花丸の奄美大島、 
昨年の五島列島、数年前の西表島、と並んで 
だんなさんの「お気に入り島コレクション」入りしたようです。 
できれば、もう少し外を歩いて負担のない時期に、もう一度行きたいですけどね(^^ゞ
  

 

 
  2012. 5. 31. Thu
      ロンドンのこと
  
もう2ヶ月前になってしまいましたが、 
少し(自分の記憶のためにも(^^ゞ))ロンドン旅行の話を書いておこうと思います。 
 
2012年3月。 
 
「イギリス人は髪の色が悪い。なぜならめったに陽にあたらないから」 
と、私のフランス語の先生(フランス人)がジョークを飛ばしてましたが、 
私自身も ロンドン=曇天、霧、小雨 というイメージでした。 
「折り畳み傘必携」と どの旅行案内にも書いてあります。 
ところがところが! 
 
4泊6日の旅行の間、これ以上のお天気があるか!?ってぐらい、上天気。 
私はかつては名うての(?)雨女だったのですが、年齢と共に晴れ女に変わってきたのかなー?(笑) 
 
とにかく まずお天気に恵まれたので、それだけでも好印象のロンドン。 
そして、次にびっくりしたのは『外国人に優しい、& 易しい街 ロンドン』ということ。 
言葉がうまく話せないままに海外の街を訪ねて、 
たびたび 「何よ このアジア人」的扱いをされた経験からして 
(その経験は100% フランスですけど^^;) 
ロンドンも、そんなんだろうなあと思っていたのに、そこは同じヨーロッパでも全然違う街でした。  
 
たどたどしい英語に、クイーンズイングリッシュで答えるホテルのフロントや駅員さん、 
こっちが首をかしげてると、言い方を変え言葉を変えて、こっちにわかるように説明してくれます。 
地下鉄だって(オリンピック前だから)切符を買うのに、「日本語」を選択できます。 
国旗と同じ色の地下鉄は、乗っててもそんなに怖い感じはありません。 
また、スーパーへ行っても、「もっと細かいお金ないの!?」なんて全然言われない、 
しかもよくわからないコインを(ほんとにわかりにくいんです)並べると、必要なものだけ取ってくれて「OK」とニッコリしてくれます。 
そのうえ、娘の行きたかった大英博物館も、私の見たかったナショナルギャラリーも、 
何回行っても入場料は必要ありません。 
(実際、娘は、たった3日半の間に大英博物館に2回も行きました!) 
もちろん治安の悪い地域もあるんでしょうけど、繁華街やホテルの周りは、暗くなってから歩いても  
大阪市内を歩くのと同じ感じです。 
ロンドンって いいねえ、と娘と二人、まるで梅田か難波を歩くみたいに 
リラックスして観光して回りました。 

パブへ入り、2階建てバスに乗り、ストーンヘンジ一日観光に出かけ、 
週末はマーケットを巡り、さらにオリンピックパークも見に行き・・ 
 
文字通り、あっという間の旅行でした。 
 
それはトラブルもなくスムーズで、しかも楽しかった、という意味もあるんですが、 
フランスへ行くときのように、 
入念に下調べをし、時間をかけて行先について検討し、行ってる間も、行く先々で四苦八苦する珍道中と違うので、 
あまりに何もかもスマートなロンドンは逆に物足りないような・・?(^^ゞ 
 
帰りの飛行機の中で、 
またロンドンへ行きたい気もするけど、パリとロンドン、どちらか一つ!と言われたら、パリかな?と私が言うと、 
お母さんはフランス贔屓だから そう思うのよ、と娘に言われました。 
が、実際、犬のウ○チもそのままのパリの石畳、投げるようにおつりを渡すパリのスーパーに再び行ってみたくなった私でした。 
 
・・・ロンドンが物足りないのは、バゲットやクロワッサンを売ってるパン屋さんが見つからなかったのも原因かも・・(笑)
  


>> 過去の日記へ



| 携帯用 | | 検索 | | Home |

++ Powered By 21style ++