Title: 8週 稽留流産
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つきあって3年、結婚して4ヶ月目の時に、初めて妊娠しました。 初めての産婦人科だったので少し不安でしたが、医師から「妊娠してますね。今はまだ小さいけど、次に来た時は赤ちゃんが動いてるのがわかると思いますよ。」と言われ、大きな喜びに変わりました。
嬉しくて、両親、姉妹に報告すると、みんなとても喜んでくれ、「洋服は何買ってあげよう」などと言ってくれていました。
2度目の検診。 動いてる姿を楽しみにしていましたが、医師からは「姿が見えませんね。もう見えてもいい頃なんだけど・・・。でも、前回小さかったからこんなものって言えばこんなものかも知れないな。もう1週間様子を見てみましょう」と言われました。 楽しみにしていた分、残念でしたが、「きっとのんびり屋さんなんだろう」と思い、特別な心配はしていませんでした。
1週間後の検診で、赤ちゃんの袋が大きくなっているものの、姿が見えないのは私から見てもわかりました。 「今の時点でこのような感じだと、成長はもう期待できません。次に進むためにも、手術をオススメします」と言われてしまいました。 目の前が真っ暗になり、涙をこらえきれずその場で泣き出してしまいました。 そんな私に医師が「この赤ちゃんはこうなる運命で、君ができることは何もなかったよ。だから君のせいじゃないんだよ」と声をかけてくださり、更に涙があふれました。
涙はでるものの、現実味は全くなくて・・・。 ですが、今後のことを考え手術することを決めました。 前処置の、今まで体験したことのないほどの痛みで現実感がわき、「あぁ、赤ちゃんとはお別れなんだ」と感じました。 手術の事は、麻酔が効いていた為覚えていません。ただ胸にポッカリ穴があいたような感じだけは強く残っていました。
今、術後3週間がたちました。術後の出血もあまりなく、妊娠前と同じ生活を送っています。ですが、あの日お別れした赤ちゃんのことを想わない日はありません。
まだ名前を決めていないので供養には行けていません。私達の初めての大事な赤ちゃん。ゆっくり考えていい名前をつけて、供養に行きたいと思います。
大きくしてあげられなくて、産んであげられなくてごめんね。 また会える日を楽しみにしてるよ。その時は絶対だっこできるように、ママはあなたのこと守る準備をしておくね。
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