Title: 14週 胎児水腫 人工死産
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3年間赤ちゃんを待ち続け(そのうち1年は不妊治療)、5回目の人工授精で授かったので、はじめて陽性のマークを見た時は信じられませんでした。
自分の30歳の誕生日に、はじめて赤ちゃんの心拍が見られたので、神様から最高のプレゼントをもらったと、幸せいっぱいでした。
ところが、11週での検診時に、「胎児水腫、しかもかなりひどいレベル」と診断され、このまま心臓が止まるか、産まれても障害のある赤ちゃんでしょう。決断するなら早い方が良いと言われました。 検診のかえりに寄ったカフェでは、主人と一言も話す事が出来ませんでした。
家に帰って、インターネットで胎児水腫について調べて、はじめて、ほぼ絶望的だということが分かり、目の前が真っ暗になりました。
翌週、わらにもすがる思いで、胎児ドッグもある有名な大学病院にセカンドオピニオンを求めに行ったけれど、診断は同じでした。 「胸にも水が溜まってきている」と言われ、超音波を見る度に少しずつ大きくなっている我が子の体をとりまくふくらみを、信じられない気持ちで見ました。
こんなにふくらんでしまえば、赤ちゃんも苦しいのかと思うと涙が止まらず、悩みに悩み、人工死産をすることにしました。 14週とちょっとでしたが、陣痛はおこさず、麻酔で寝ている間に全部終わっていました。 手術は痛くもなく、夢を見ている様でした。 前の日は主人と2人で赤ちゃんに手紙を書いて、二人で今までにない程泣きました。
昨日退院しましたが、お腹と一緒に心も空っぽになってしまいました。空を見てぼーっとしています。 もう赤ちゃんが自分のお腹にいないなんて信じられない。
あいたいよ、ひかりちゃん!いつかどこかで逢えるよね、ママは信じているよ。 ママとパパはあなたの事愛しているよ、ずっと。
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