Title: 33週 18トリソミー 誕生死
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2013年4月4日、1,230gで第二子である長男が産まれました。33週0日でした。
お腹にいるときから18トリソミーであること、症状から、治療は難しいことがわかっていたので、夫とも相談し、自然に任せることにしていました。
息子は、横隔膜ヘルニアによる左肺低形成、心室中隔欠損、臍帯ヘルニアでした。 私自身は羊水過多でした。
夫の出張が重なり、一歳の娘と二人きりの時に陣痛が来たらどうしよう。 親戚も遠くて預けられないし、病院は車で30分かかるし、私が病室にいる間、お姉ちゃんはどうなるの? 明日病院で相談しようと思っていた日の夜のことでした。 高位破水と陣痛が始まりました。 私の悩みを吹き飛ばすかのように。「もう心配しなくていいよ」といってくれているかのように。
病院で、真夜中にもかかわらず、娘は夫と二人でずっと起きて待っていてくれました。 2時間後には夫の実家の家族も駆けつけてくれました。
陣痛が始まってから4時間半後、息子が出てきてくれました。 呼吸はしなかったけど、心臓はゆっくりになっていたけど、動いていました。 生きてくれていたことが本当に嬉しかった。 治療はしないと決めていたので、すぐに私の胸に乗せてもらいました。
特別に分娩室に家族を入れていただいて、みんなで触れて、お姉ちゃんにもチューしてもらって。 写真も動画も撮って、「ハッピーバースデイ」の歌を歌いました。
息子は30分後、日の出と共に神様の元へ戻っていきました。
短い間だったけど、私たちのところに来てくれて、頑張ってくれて、本当に幸せです。 これからもずっと息子とお姉ちゃんと夫と私で四人家族です。
私と息子は翌日退院し、一緒に自宅に帰りました。 回復が早かったのも息子が頑張ってくれたからと思えてなりません。 ありがとう。
自宅では、飛行機で駆けつけてくれた私の実家の家族と共に、お寿司とケーキで息子の誕生をお祝いしました。 亡くなった後だったけど、産まれたことを喜びたかったから。 息子も悲しまれるだけじゃ寂しいだろうなと思ったから。 だから私の実家にはお願いして、お香典じゃなくて誕生祝をもらいました。
私たちは息子の病気が確定するまで、3つの病院にかかりました。 私がショックを受けないように、息子も先生も少しずつ病気のことを教えてくれました。 初めは不安で泣いたりもしたけど、18トリソミーが確定したときにはやっぱり泣いてしまったけど、息子と先生のおかげで覚悟もできていました。 だから、最高のお別れをしようと前向きになれました。
現在は骨になってリビングにいます。 私たちが悲しんでばかりいるのは息子も悲しいと思うので、たくさん泣いた後はたくさん笑っていようと思います。 息子が亡くなったことは不幸でも残念でもありません。 私たちのところに来てから8ヶ月、精一杯生きてたくさんの幸せな時間をくれました。 本当にありがとう。
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