Title: 37週 13トリソミー 新生児死
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第2子の長女春香を13トリソミーで亡くしました。 生後39時間経過し、しずかに呼吸が止まり、私と夫にたくさん抱っこされてお空に還っていきました。 明日で生まれて1ヶ月、明後日、はじめての月命日を迎えます。
9ヶ月の妊婦検診で心臓の異常を指摘され、大学病院を紹介されました。 そこでのエコーで左心低形成、口唇口蓋裂、小脳虫部低形成を指摘され、染色体異常の可能性があるということで羊水検査をすすめられました。
検査の結果13トリソミーと分かり、死産になるか、生まれてもそう長くは生きられないと告げられました。 先生には「死産であっても、大好きなお母さんの鼓動を聞きながらおなかの中でなくなることは赤ちゃんにとって幸せなことですよ」といわれ、少し救われた気持ちがしました。
でも、できれば少しでも生きている顔が見たい、温かいからだを抱っこしたいと思いました。 生きて生まれてきても短い命であるのであれば、いっぱい一緒にいてあげたい。抱っこしたり、おっぱいをあげたり、うちの子として一緒に過ごそうと決めたので延命はしませんでした。
異常を指摘されてから出産までの間が一番つらく、「順調?」なんて聞かれるたびに、とても悲しい気持ちになりました。 でも、一緒にいられる時間もあとわずかだからと思って、家族で動物園や水族館に行って、ぬいぐるみをお土産に買ったり、手作りの肌着や帽子、かわいい骨壷や棺用のバスケット・お布団などを用意して悲しい出産を待ちました。 もっと早く分かっていれば・・・と言う人もいるでしょうが、早くわかっていればいるほどつらかったと、今は思います。
予定日の4月2日は上の子の進級式で、できれば出てやりたかったので少し早めに生まれてくれるといいなぁと思っていたのが伝わったのか、3月18日の夜中、ほとんど私の体を傷つけることなくするんと生まれてきました。 あまりにも早かったので、陣痛の間、家に帰されていた夫が間に合わなかったほどでした。 産声は聞こえなかったので、あぁ、ダメだったかなと思ったのですが、「はるちゃーん」と私が呼ぶと細い声を上げて泣いてくれました。
それから39時間。抱っこしたりおっぱいを上げたり、添い寝をしたりしてゆっくりと過ごし、容態が安定していたので、仕事を片付けに主人が行っている間に無呼吸発作を起こして意識がなくなりました。 心臓は動いていたのですぐに主人に来てもらい、3人で病院の中庭を散歩してお外を見せてあげて、先生に死亡を確認してもらいました。
娘の死後、先生から細胞を研究に使いたいとの申し出があり、喜んで承諾しました。娘の細胞が、今後の研究で少しでも同じような染色体異常の子供たちの治療に役立てはそんなに嬉しいことはないな、と思っています。 娘はもしかしたら、私たちよりずっと長生きかもしれませんね。
家族思いのかわいいかわいい娘のこと、読んでくださってありがとうございました。
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