Title: 11週 流産
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長男の時は何も問題も無く出産を迎えました。 周りのママ友も何も問題なく出産していたので、妊娠も出産も当たり前のことだと思っていました。
心拍が確認でき、9週の検診では先生から「元気な子だよ」と言われていたので、母子手帳も取りに行って安心しきっていた矢先、 12週(4ヶ月検診)で「赤ちゃん小さいね」と言われました。 それでも、少し小さいだけだと、あまり心配していませんでした。
「翌日も来て」と言われ、翌日、再度診てもらったのですが 「やっぱり・・・心臓が止まってる」と言われ、想像もしてなかった言葉に頭が混乱しました。 心の中で嘘だ!嘘だ!と思うものの、涙が溢れてきて止まらず、 後日、赤ちゃんを出す手術をしました。
手術の前日に前処置を受けました。 夜中に、陣痛のような痛みがきて、朝まで耐えました。 手術当日、息子を産んだ分娩台で手術をしました。 そこから自然と涙が止まらず、助産師さんが手を握ってくれ少し安心しました。 麻酔を入れられて少ししてから意識が飛び、気づいたら誰かの声がしました。 「赤ちゃん、ごめんね」と何回も聞こえ、誰の声?と思っていたら 自分の口が動いていることに気づき、同時に意識が戻り、口を閉じました。
「赤ちゃんは弱い子だったんだよ」と、先生は言っていました。 でも赤ちゃんは、苦しい思いをしてまで私のところに来てくれた強い子なんです。 私は母親なのに赤ちゃんに何もしてあげられませんでした。 守ることもできませんでした。 でも赤ちゃんは命の尊さ、大切さを教えてくれました。 とても優しい子です。
もっと安静にしてたら違ってたかな?とか、妊娠してる時に主人と喧嘩ばかりしてたから嫌になっちゃったのかな?とか。 悔やむことがたくさん有ります。
また来てくれるまでにちゃんとするから、ママの所に来てください。
あなたの分までお兄ちゃんを大切に育てます。 あなたの分までパパとママは健康に長生きします。 いつでも3人で待ってるよ。 少しだったかもしれないけど、私のお腹で育ってくれてありがとう。 苦しい思いをさせてごめんなさい。 空から私達を見守っててね。大好きだよ。
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