Title: 稽留流産
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3年前、ここのホームページにすごく助けられた者です。 稽留流産でした。
流産が信じられず、早めに手術したほうが体のためには良かったのですが どうしても、流産という診断を受け入れられず、誤診であってほしいと強く願い、 流産と言われたものの誤診だった、という方の経験を見たり聞いたりしながら、1ヶ月もの間亡くなった子供をお腹に抱えていました。
流産と診断され1ヶ月後、一度も診てもらったことのない産科に行き、 「妊娠検査薬で、陽性反応がでたので調べてほしい」と、流産と診断されたことをかくして診てもらったのです。
結果を待つ間、心拍が戻っていますように。流産が誤診でありますように。 そう願っていました。
医師から「尿検査は陽性だったからお腹を診てみるね」と言われ、 診察台へ。 医師の口から「ホウジョウキタイ」と診断されました。
ほうじょうきたい???なに? 異常妊娠のひとつということを知り、 しかも、ネットで調べると、抗がん剤治療とか子宮摘出とか怖いことが書いてありました。
手術日が決まり、それから、手術までの間。 ずっとお腹の子と一緒にいたい。 お腹の子を摘出せずに病気になっても良い。 そんなことも考えました。
でも、次の妊娠を望むのであれば、早めに手術をしたほうがいい。 そうとも書かれていて、お別れは悲しかったけれど手術をしました。
流産では、この子は医療廃棄物として捨てられてしまうということもとても悲しかった。
手術は成功。
軽くなったお腹をとても寂しく感じた。 もういないんだな。実感した。
あれから3年。
お腹に宿った小さな命と同じくらい大切な人に出逢って、生きてて良かったな、と思えるようにもなり、今は笑顔を取り戻せています。
お腹のなかに宿った命の事を忘れることはないけれど お腹のなかで亡くなった悲しみも忘れることはないけれど 悲しみを受け止められるようになりました。
長くなりましたが、ここのホームページに来たのは、 3年たって巡り逢うことができた今、となりにいる大切な人に似た可愛い子供を授かりたいって思ったからです。
そして妊娠、出産は命懸けで奇跡なんだっていうことを再確認しに来ました。
ポコズママの会に関わっている方 経験を書いてくれた方 励ましてくれた方々に感謝します。
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