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  短期間での反復流産

[2544] ひなぎく

Name: ひなぎく    ..technowave.ne.jp
Date: 2015/02/09(月) 15:09
     編集 
Title: 短期間での反復流産    
2014年8月下旬、新しい命を授かりました。
7歳年下の、社会人2年目の若い彼。
最初は驚かれたものの、すぐに「結婚しよう」と言ってくれました。
お互いの両親に挨拶・報告をし、職場にも報告が済み、
さあ、これから忙しくなるぞと思った矢先に流産宣告。
頭が真っ白になり、何も考えられなくなりました。

入籍前だったので、「結婚を白紙に戻してほしい」と申し出た私に、彼は「バカな事を言うな。責任とか、そんなんじゃなくて、ちゃんと一緒になりたい。これは赤ちゃんがくれたプレゼントなんだよ」と、改めてプロポーズしてくれました。

入籍した4日後にオペを受け、その1週間後、私はまた1つ年を取りました。目まぐるしく過ぎた1ヶ月間でした。

ちょうど同じ時期に1つ年下の同僚が妊娠判明して、予定日も私と2週間違いであることを知り、すごく辛い思いをしました。
今年に入って「有休消化も含めて早目に産休に入らせてもらいます。○○(私)さんと同時期の出産予定だったので、産後半年の育休予定でしたが、私1人になったので1年いただきます」と言われ、私の仕事は2倍になり、新しい職員を入れる事もなく、1年半以上のひとり勤務をすることになりました。

病院勤務で毎日忙しく、流産の悲しみも薄れてきた頃、2度目の妊娠がわかりました。
流産してから約3カ月後の妊娠。
赤ちゃんが帰って来てくれたと喜んだのもつかの間、翌週に大量出血し、緊急オペでの流産でした。
先生より「安静に」と注意されていましたが、ひとり勤務で周りに迷惑を掛けてはいけないという思いから、休むことなく働いていたので、それが原因の1つだったのかも知れません。

オペ後1週間して、同僚が大きなお腹を抱えて職場に顔を出しに来たとき、2度目の流産をしたこと、術後の経過が芳しくないこと、これから検査をしたり治療に入るので、仕事のセーブをかけたいことを伝えました。
すると彼女から「どうして妊娠がわかったとき職場に言って休みをもらわなかったんですか?」と言われました。
私は彼女が居なくなることで出来る穴を埋めるために、まわりに迷惑の掛からないよう頑張って働いていたつもりです。
それなのに、そんな事を言われてしまうとは思いませんでした。
そのうえ「もし次に休むようだったら、診断書だと高くつくので他の書類にしてもらった方がいいですよ」と言われました。
彼女なりにアドバイスしてくれたのかも知れませんが、私はひたすら泣くのを堪えるので必死でした。
マスクをしていて良かったと、あのときほど思ったことはありません。

大きなお腹を支えながら帰っていく姿をみて、「私も今頃おなじくらい大きなお腹だったのに・・・」と、考えても意味のない事ばかり浮かんできて、悲しくて悲しくて消えてしまいたかったです。

「ただの有休消化で体調はいたって健康なんだから、○○さんが体調良くなるまで出てきてもらおうよ」と先輩が言ってくれましたが、きっと彼女の事ですから、きっぱり断ってくるであろうことは明確だったので、申し出を断って仕事を続けている現状です。

自分で書いていて、自分がすごく嫌な人間に思えてきて辛いです。これは彼女への妬みでしかないことはわかっています。
でも、ここに記すことで、黒い感情を少しでも吐き出したいと思いました。
彼女は何も悪くはないんです。
ただ、赤ちゃんと自分の身体を優先しただけ。
そして私にはそれが出来なかっただけ。

「約束して。次こそ必ずここで赤ちゃんを産むの。私がそれを見届けるから。きっと大丈夫よ。だから、どんなに辛くても結婚式は笑顔でね。」
来月末、結婚式を挙げるんです。
そこで、今度こそ幸せな報告がしたかった。
けれどその夢も叶わないと打ち明けた私の話を、優しく手を握りながら、黙って聞いていたナースさんの言葉です。
オペ直前、麻酔で薄れる意識の中、思わず流れた涙を何も言わず拭いてくれた方でした。
まだはっきりと意識が戻らず、支離滅裂な話をする私の言葉に耳を傾け、そばに居てくれました。
彼女の言葉が、今日も私を生かしてくれていると思います。

旦那さんは「今度こそ赤ちゃんが戻ってきてくれるよ。大丈夫。それに、もしこの先、授かることが出来なかったとしても、俺は十分幸せだし、ずっと一緒に生きていきたい。離婚なんて考えるなよ」と笑って言ってくれました
。今はその言葉すら、悲しみの材料に感じてしまいますが、少しずつ、乗り越えていければと思っています。

長々と個人的な感情を書いてしまい恥ずかしいかぎりですが、前に進むためにも記させていただきました。
再来週、笑顔で結婚式を挙げてきます。皆さんにも、私にも、どうか明るい未来が待っていますように。






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