Title: 7週 完全流産
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第二子を望んで、しばらくしてから検査薬で陽性反応。 5週で病院にいくと胎嚢が確認できず、子宮外妊娠が疑われると言われ、不安な日々を過ごして3日後に再診。 胎嚢が確認でき、電話で主人に報告したときは嬉しくて涙があふれ出ました。
毎日お腹の赤ちゃんに「愛してるよ」「順調に育って生まれてくるんだよ」「パパもお姉ちゃんもみんな待ってるよ」などと話かけたり、家族4人になる生活を想像しながら幸せな日々を過ごしていました。
その1週間後の夜、鮮血の出血が始まりました。 流産という言葉が頭をよぎり、ネットでいろいろ検索して、自分は腹痛がないし出血もそこまで多くないから大丈夫、お腹の子にも「がんばれー!しがみついてるんだよ」と何度も声をかけました。
翌朝診察し、まだ子宮内に赤ちゃんがいることが確認できたときは、とても安心しました。 安静指示のため主人に家事や子守をまかせ、なるべく横になっていました。 しかし出血は一向に止まらず、増える一方。 もうだめかもと思いながらも、きっと赤ちゃんも頑張ってくれると信じました。
翌朝ズズズッとお腹の中で何かが降りてくる感覚があり、目覚めると、陰部に少し痛みと違和感を感じました。 トイレに行き座ろうとした瞬間、するっと塊が出てきました。 ふわふわの膜に包まれたそれは、すぐに赤ちゃんだとわかりました。 そのときはなぜか冷静にその子を手に取り、自然と「がんばったんだね」「えらかったね」と声をかけている自分がいました。
主人は会社に行ってしまったあとだったため、すぐに電話をかけて、赤ちゃん出てきちゃったと伝えた瞬間から涙が止まらなくなりました。 その後娘が起きてきて、1歳になりたてで言葉もまだ話せないのに状況がわかっているのか、しばらく大泣きしていました。 「ごめんね、赤ちゃん出てきちゃったの」と伝え、娘を抱きしめました。
出てきた赤ちゃんを持って病院にいきました。 子宮内はきれいになっているため手術は必要ないとのことでした。病理に出した赤ちゃんは返してもらえないかと聞きましたが、それはできないとのことでした。
帰りにお花を買って帰り、家族の写真の横に飾りました。
まだ、ここ数日のことのため、現実を受け入れられていません。 目覚めるたびに夢じゃなかったんだと思ってしまいます。 思いつめて辛い時間のほうが多いのですが、 赤ちゃんは一旦お空にかえっただけでまた戻ってきてくれると前向きな気持ちになれるときもあります。
短い間でしたがお腹にいてくれた赤ちゃんはたくさんの幸せをくれました。そして命の尊さを教えてくれました。 主人、娘をこれからも大切に思い、お空にいった赤ちゃんが戻ってきてくれるのを家族で待とうと思います。
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