Title: 3度の流産
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29歳の時、10歳年上の夫と結婚。 キャリアチェンジを目指して、大学院に在学していたので、あまり真剣に「子どもを持つこと」を考えることはありませんでした。 何より、妊娠・出産に恐怖感がありました。 生育歴も関係しているのかもしれません。
32歳になり、妹が2人目を妊娠したこと、体調を崩したことにより、初めて自分の身体と向き合う決意をし、まずは、基礎体温をつけ始めました。 その次の月に、偶然にも妊娠! その頃は、心身の変化や出産の痛みを考えると、むしろ、妊娠を継続することの方が怖いくらいでした。 何の問題もなく、長女を出産。
初めての育児が始まる同時に、義母の闘病が始まり、なかなか次の妊娠を考えることはできませんでした。 義母を看取り、世間でちょうど「卵子の老化」が騒がれた頃、私は36歳になっていました。 初めて妊娠のタイムリミットを意識し、数ヶ月で再び妊娠。 この時も、何の問題なく、無事長男を出産。 出産直後に「もう一人産みたい」と思うほどの安産でした。
そんな私が、まさか39〜40歳のたった9ヶ月の間に、3度も流産するとは・・・ 一度目は4週、二度目は7週で自然流産。 三度目の今回は、明後日、稽留流産手術を受けます。
もちろん、年齢が年齢だけに、簡単と思ってはいなかったけれど、不育症の検査も受け、アスピリンを飲み、不安もありながらも、9週まで順調に来ていたので、 「今回こそは大丈夫」と思っていました。
繰り返す流産の理由はわかりません。 医師は、「染色体異常の可能性が高い」と言います。 年齢のせいならば、もう少し早く、妊娠・出産を考えれば、良かったのかもしれません。 それでも、「その時々で、私なりにベストを尽くしてきた」 「これが私の生き方なんだ」と、胸を張って言える自分もいます。
今は、2人の子どもたちが、健康に生まれ、成長していることが奇跡であり、心から幸せを感じています。 自分を客観視すれば、もうあきらめて、2人の子どもたちに、愛情を注ぐべきなのかなとも思います。
その一方で、自分が死ぬ時に、唯一の心残りとなることが今からわかっているので、すっぱりあきらめることもできません。 本音を言えば、1〜2年は何も考えたくないのですが、年齢を考えると、そういう訳にもいきません。
・・・これからどうやって生きていけばいいのか、わかりません。 涙もなかなか止まりません。
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