Title: 10週目 稽留流産
|
|
第2子の育児休暇があけて仕事に復帰した直後、体調が悪い日が続き、もしかしてと思い妊娠検査薬をしたところ陽性反応が。 旦那とは、経済的にも時間的にも2人が限界かなと話していた矢先、予定外の妊娠でした。
その週末に産婦人科を受診、妊娠5週目ということでしたが、しっかり胎児が確認できました。 お腹の中の我が子を見て、すごく嬉しい気持ちになり、頑張って育って欲しいと強く思いました。 が、同日に子宮内で出血しており、切迫流産と診断され、仕事も休み自宅安静の生活になりました。
夫にほとんどの家事、育児をこなしてもらい、これ以上ないというくらいの安静な生活を続け、1週間ごとの診察で、徐々に出血も改善、妊娠7週目には心拍も確認でき、ひとまず安心していました。 8週目の検診でも問題なく、母子手帳ももらいに行きました。 長女も「赤ちゃん何て言ってる?産まれたら一緒に遊ぼうね」と話したりと、次の検診を心待ちにしていました。
待ちに待った妊娠10週目の検診、エコーを見たときに、心臓の動きが見えなくて一瞬、時がとまりました。 「先生、心臓動いてますか?」と聞くと、一生懸命機械の向きを変えたりして探してくれていましたが、見つからず、 「残念やけど、心臓が止まってる状態。大きさが前回と変わってないから検診直後に止まっちゃったのかな」と言われました。 冷静に聞いていたつもりでしたが、内診が終わって診察室から出るときに急に涙がこみあげてきました。
妊娠が分かってから次女の断乳もして、これでもかというくらいに安静にもしていたのに、なぜ? 2週間もの間、何も気付かずにいてお腹の赤ちゃんに申し訳ない気持ちなど、色んな思いがこみあげてきました。 まだ悪阻続いてるので、早急に手術をしないといけないことになり、週末を挟んでいたこともあり4日後に入院、明日手術の予定です。 上の子供たちもいてるし、このままの状態で急に出血などしても困るし、早く手術を受けないといけないことは頭では分かっているつもりですが、明日になると本当にお別れをしないといけない。 そう思うと、悲しくて涙が止まりません。
妊娠初期の流産は胎児の染色体異常のことが多いので、自分を責めないでといいますが、妊娠が分かったときに、不安も大きかったのは確かだし、その不安がお腹の子供に伝わりお空に帰っていったんじゃないか、悪阻で何度も吐いていたから腹圧をかけ過ぎたのではないかなど、考えたらきりがないくらい自分を責めてしまっています。
妊娠中、赤ちゃんは一生懸命お母さんのお腹にしがみついていますが、何らかの問題で母体に危険が及ぶと思ったときに、自分はもう助からないと判断すると、自らその手を離してしまいます。 母体の安全のために。 と、いう話を聞いたことがあります。 だとしたら、赤ちゃんは自分の命と引き換えに私を守ってくれたのか。 本当ならば私が守らなければいけなかった命。 元気に産んであげれなくてごめんね。 この手で産まれてくるあなたを抱きたかった。 申し訳ない気持ちや、たった8週間だけど、あなたのお母さんにしてくれてありがとう、妊娠期間中お腹にいてくれて幸せだったと感謝の気持ちなど、色んな気持ちが入り混じってます。
まったく気持ちの整理ができていない状態なので、自分の気持ちを整理するためにここに書かせてもらいました。 一生忘れない出来事だけど、今は全く気持ちの整理もできていない状態ですが、これから先時間がかかってでも気持ちの整理をして、いつか前にすすめたらなと思います。
今、同じような経験をされたかた、また過去されたかたなどのすべての方、どうか前を向いて進んでいき、幸せになりますよう、心から願っています。
|
|
|