Title: 20週 臍帯異常により流産
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1人目を、5年前に小児がんで亡くしました。 離婚後、保育園に通うようになってすぐに検査でわかりました。 年長の時に、また保育園へ通えるようになるまで回復し、 小学校入学した直後、転移がわかり、4ヶ月後に亡くなりました。
それから約3年後、今の夫と出会いました。 第2子を妊娠し、色々な葛藤がありながらも、順調に過ごしていました。
亡くなった娘は、早期胎盤剥離で1ヶ月早く、緊急帝王切開で出産していたので 傷口が大きく、子宮が大きくなればなるほど、危険だと言われていたので、 第2子は34週で帝王切開をする予定でした。
第1子の娘は、出産時から、亡くなるまでつらい思いをさせてしまっていたので、第2子には、すごく慎重になっていました。
夫の御両親、御兄妹にもすごく助けてもらいながら、それでも仕事は辞めず、生活していました。
検診の日、それまで特に痛みや出血もありませんでした。 内診をし、エコーをして それからのお医者様の言葉は、ほとんど覚えていません。
落ち着いたときにはベッドの上でした。
まだ、この時、夫とは籍を入れてませんでした。 私には家族がいないので、全て自分で終わらせました。淡々と。 第2子は男の子でした。
いなくなった我が子を受け入れることができず、流産したことを隠して過ごしていました。 お腹には、もういないのに、お腹は大きくなってきていました。 術後の経過を診察に行った時、想像妊娠だと言われました。
赤ちゃんの服や、物を買ってきてくれる御両親。 身体を気遣っていろんな物を作ってくれる夫。
お腹にはもういないのに、お腹を見るたび、触るたび、膨れたお腹にはいるんじゃないかと思っていました。 手術をしてから約4ヶ月、予定日に近づいた時に、夫から、切り出されました。 赤ちゃん、いないんやろ?と。 切り出されるまで、御両親にも、御兄妹にも夫の周りの人達にも 真実を言えず、自分は妊婦だと過ごしていました。
夫は、責めませんでした。 この事実を知って、籍を入れました。
一人で苦しかっただろう、誰も責めないから。 あたしが、生きてて良かった。 ほんまに、つらいけど、一緒にゆっくり乗り越えようと言ってくれました。
精神的には、まだ正常ではないと思います。 だけど、ゆっくりゆっくり、受け止めながら前に進んで行きたいと、思えるようになりました。
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