Title: 17週3日 胎児水腫、横隔膜ヘルニア
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15週での検診の日。 いつもは1人で病院に行くのですが、夫が有休を取って一緒に行く予定でした。 2人で「もしかしたら性別わかるかもね」「エコーよく見なきゃ!もしわからなかったら見えるまで先生にお願いしよう」なんて、冗談を言いあいながら、とても楽しみにしていました。
名前を呼ばれ、先生にエコーを見てもらうと、いつもはすぐに「うん、元気ですね、順調ですよ」と言ってくださるので、この日もそう言ってくださるものだとばかり思っていました。 ですが、先生は「うん。元気だとは思うけど、ちょっと赤ちゃんの浮腫みがありますね、染色体異常かな横隔膜ヘルニアだと思います。心臓が真ん中にありますね。残念ですが今回は諦めた方がいいと思いますが、とりあえず1週間様子を見て、来週ゆっくり時間をかけて見ましょう」と言われました。
楽しい日になるはずだったのに、頭が真っ白になり、1週間、たくさん泣きました。 ネットでいろいろ調べたり、夫と沢山話しをしました。 障害を持って産まれたら育てられるか? 育てられないかもしれない。 だけどお腹の中で生きている我が子の命を終わらすことなど出来ない。 もしかしたら障害を持って生まれるかもしれないけど、それでもいいから生みたいと言う結論になりました。
1週間後、ハイリスク外来を受診するとベテランの先生が見てくださりました。 モニターを見ると、私でもわかりました。 赤ちゃんの心臓が動いていませんでした。 「見てもらったからわかると思うけど、赤ちゃん、心臓が動いていません。胎児水腫だと思います」と言われました。 赤ちゃんは、私達が決断を下す前に自らの道を選んだようです。
2018年7月5日12時38分、17週3日という短さでお空へ返ってしまいました。 体重92g身長17cm、男の子でした。 息子と過ごした幸せな時間は、私達夫婦のかけがえのない大切な思い出です。
名前をソラと付けました。 悲しくて寂しくて辛くて泣いてばかりですがソラの為にも少しずつ前に進めたらいいなと思います。
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