Title: 7週目 稽留流産
|
|
今日、病院で流産であると言われました。 まだ詳しい話を理解しきれていません。 心が落ち着かなくてフラフラと暗闇に迷ったような心地です。 まだ、私の中には赤ちゃんだったものが残っていて、こうしている間もつわりのような吐き気や腹部のチクチクとした痛みがあります。 でも心拍は止まっているのです。
4年前、初めて不妊治療を視野に入れて病院を訪れました。 しかし、度重なる通院に仕事が押され無理を続けたために、聴覚に異常が出ました。 もうダメだと不妊治療をやめ、自然に任せようと聴覚の治療のみに専念して二年が経ちました。 30歳をこえた今年、ようやく主人と話し合い、改めて不妊治療へ目を向けました。 改めて病院に行ったところでその日に自分が妊娠していることを知りました。まさか、と思いました。 つらい不妊治療をするつもりがまさかの幸運に幸せの絶頂でした。
しかし、それも今日で終わり。何も残らない。 流産って何なんだろう。 徐脈といわれた先週の診察で、先生は私たちにある程度覚悟するように仕向けてくれてたのでしょう。 やっぱりと思いました。 主人にそっくりの子が産みたかった。 あなたの分身を失ってしまった。私はこの子を愛していた。 クリスチャンの母に聖書の一節を引用して報告した。 私は無神論者だけれど、もし、神さまがいるなら全ての子供を受け入れてください。
主人には「忘れ物を取りに帰ったんだね」と言って優しい言葉を使ってお互いを労っています。 これからも二人が一緒ならまた妊娠できると信じています。
|
|
|