Title: 13週6日 流産
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2020年12月21日、5gで産まれた我が子は、本来であれば来年の6月22日に産まれる予定でした。 偶然にもその日は、私と夫が付き合い始めた日でした。夫と2人で「まさか狙って産まれてくるのかな?」なんて話しながら、会える日を心待ちにしていました。 心拍が停止していることが分かったのは、2回目の妊婦健診が終わった2週間後。出血が続くので、一度病院で見て頂いた時の事でした。妊婦健診の次の週くらいの大きさで成長が止まり、心拍も無くなっていました。
即日入院して自然排出を待ちましたが叶わず、子宮口を開いて薬を入れて分娩しました。開く時も陣痛もしんどくて、呼吸もままならない状態でしたが、「この子を外に出してあげたい」「ちゃんとお空に還したい」との思いで耐え切りました。
とても賢くて、親孝行な子でした。 薬を入れて僅か1時間後に前兆を起こし、まさにその時が看護師さんの巡回時間。すぐに分娩室に運ばれ、分娩台に上がる直前に破水。分娩室に着いてから45分も経たず産まれてきて、先生も看護師さんも驚いていました。 おかげで陣痛の薬も最小限で済み、体への負担は最小限になりました。
13週間、ママのお腹に来てくれてありがとう。あなたの事を考えると、涙が止まりません。パパは私の倍くらい泣いてます。でもこの涙は、あなたが泣けなかった分の涙だと思っています。 お空に行ったら、お義父さんと叔父さんにたくさんよしよししてもらうんだよ。ママのおじいちゃんも、パパのおばあちゃんもいるよ。みんな優しい人だから、たくさん甘えておいで。 そしてまたいつか、パパとママのところに来て欲しいな。いつでもいいよ。急がなくていいよ。お空でたくさん遊んで、またおいで。
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