Title: 24週 臍帯過捻転 死産
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元々排卵障害があったため、子どもを考え始めたと同時に不妊治療を始めました。1度妊娠するも稽留流産となり、その後も1年間人工授精とタイミングで頑張りましたが、掠りもせずこのままなら体外受精に進もうと考えていた矢先に自然妊娠しました。 同時期に新築も完成し、今まで妊娠以外にも苦労の多い人生だったため、 やっと報われたと主人と喜び、幸せでどうにかなりそうでした。 赤ちゃんは検診のたびに大きい子だと言われ、職場からのご厚意もあり、休職してひたすら家で安静にして、赤ちゃんの事を考えていました。 24週目の検診の時、エコーがいつもより長い事でぼんやり不安になりました。先生が代わり、その後も長いエコーで、最近胎動は感じますかと聞かれ、初めてそういえば胎動って最後いつ感じたっけと怖くなりました。 はじめての妊娠で胎動の重要性も知らず、気にした事もありませんでした。 診断結果は心拍停止で、すぐに総合病院で処置になりました。 診断を受けてからすべての感情がなくなり、自分が今現実世界にいるのか、夢の中なのか分からなくなりました。 分娩は子宮口を広げる処置の後にすぐ陣痛が来たようですが、看護師さんから本陣痛は喋ったり、歩いたり出来なくなると聞き、じゃあこれはまだ本陣痛じゃないと、耐えてしまいました。後から考えるとあれが本陣痛でした。陣痛に耐え、トイレに行くともう赤ちゃんの頭が出てきてしまい、私は1人でトイレで出産しました。絶叫して8人くらいの看護師さんがきて、半狂乱になった私を分娩室に連れて行きました。その辺りはもう記憶が曖昧で、ひたすら泣いていたようです。本来ならコロナで病室に入れない主人を特別に入れてくださいました。周りの看護師さんも泣きながら励ましてくれていたようです。赤ちゃんは破水もなく羊膜ごと綺麗に出てきてくれて、看護師さんから奇跡的な綺麗な赤ちゃんと言われました。 赤ちゃんはずっしり重くて、何も傷ついてなくて、主人似の可愛い男の子でした。身の引きちぎれそうな火葬も終わり、今自宅で小さい骨壷になった赤ちゃんがいます。 今まで散々苦労したきた私たちが何故と思います。 神様は耐えられる人に試練を与えるとか言うけど、試練なんかなくても十分苦労してきて、人を思い遣ってきたって言えるのに。 それでも前向きにいつも笑って周囲にも何でもないように振る舞ってきたけど、今回の事で完全に折れました。それでも、主人や両親、周りの友達は私を労り、一緒に悲しんでいます。 倫理的にきっと間違っていると思うけど、私はあの子に戻ってきてもらいたいです。そのために、妊活を再開して今度は無事産んであげるように頑張ろうと思っています。そう思ってないと、今後の生きる意味が何も無くなりそうです。経験者の方の言葉を見ていると、もっと時間が経って受け止め方が変わるかもしれないと思うけど、今はまた会えるから大丈夫と思ってないと、辛いです。 ただひたすら優しい主人と、私の事を大好きでいてくれる周りの人のためにとりあえず生きていこうと思います。そしたら、またはるくんと笑顔で会える気がします。本当に会いたい。 このHPを見つけて周りにいない経験者の人の声が聞けて、良かったです。 まだ1人じゃないんだと思えました。ありがとう。
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