Title: 7〜8週 初期 稽留流産
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結婚して約1年半、初めての妊娠でした。
最初の受診では「6週に入ったところかな、心拍もあるように見える」と先生に言われ8月が予定日でした。 ちょうど年末年始をはさむタイミングだったこともあり、次の診察は2週間後に、と言われていました。 しかしその2週間後がやってくる前に出血が始まりました。 最初はほんのごく僅か下着に付いている程度で、その日はそれで終わったため何かの拍子に付いただけかな?と思いました。 きっと大丈夫だと信じることしかできませんでした。 翌日も同じように少量ですが出血があり、これは受診するべきだと、仕事中に病院に電話すると「すぐに来てください」と言われました。 職場の上司に妊娠していたこと、出血がありすぐ病院に行く必要があることを伝えました。 話しながら涙を抑えることができませんでした。 上司のうち1人が女性だったこともあり、すごく気を遣ってくれました。
不思議と妊娠したことを知った時から、漠然とした不安が常に心のどこかにありました。 母や姉、義母、友人、流産経験者が周りにいたことで妊娠=出産ではないことを理解していたからなのか、こうなることを体が察知していたのか…
病院で流産と診断され、先生は「よくあることだからね」と仰いました。 おそらく自分のせいではないから自分を責めないように、との意図だと思います。 主人に電話をすると、職場から飛んで帰ってきてくれて一緒に泣いてくれました。 たった数週間でも、大切な家族の一人であることに変わりはないと。
出血が始まっていたため1週間程で出てきてくれるだろうとのことで、手術をせず待つことになりました。 しかし翌週の診察日になってもまだお腹にいたため、手術の日程を決めて帰ったその日の夜、出てきてくれました。 まるで手術しなくていいよ、と言ってくれているかのように。 日中の仕事中でも研修で外出していた数日間でもなく、休日夜の自宅。 私が困らないよう出てくるタイミングを待っていてくれた、優しい子。
半年経った今でも思い返すとやっぱり悲しいし涙も出るけど、 少しの間だけでも私たちのところに来てくれてありがとう。 ずっと忘れないからね。
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