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はじめまして。テレビで、奈良県の山に2000回もペットの犬と登山をしている人の情報番組を見て私も初めてペット登山を考え、情報収集してるときにこのHPを見つけました。現在のペット登山状況にびっくりですが、このHPを読むといまいち科学的根拠が薄く、9割かた文句の羅列なのが残念です。これでは2ちゃんねるのグチと変わりません。反対派として、もっと現実的な根拠を提示してほしいし、科学的根拠が提示されれば好き好んでペット同伴登山なんかしないと思いますよ。たとえば、自然の山の中にはマダニ・のみ・その他寄生虫が多いとか、丹沢にはマムシ・スズメバチなどの危険生物がいるとか(私は、この理由でペット同伴登山を躊躇してます)。 ジステンパーの件ですが、うちの近所(神奈川県川崎市)ではよく狸をみかけます。それどころか、家の前の小学校のプールの基礎の中に狸かハクビシンが住んでます。また、仕事柄、ハクビシンの死骸も扱いますが、東京都世田谷区のど真ん中で車に轢かれて死ぬことが多い。このことから、山で狸がペットから感染したのか、里でペットから狸に感染したのか定かではありません。 ペット連れのマナーの悪さにについて同感です。自宅前にフンをころがしていく飼い主には困ったものです。平屋建てが一般的だった一昔前はそれが当たり前でも、道草すら生えてない現代の人口密集地帯の舗装路では豪雨でも降らない限りいつまでも野ざらしです(監視カメラを取り付けたら効果てきめんでした)・・・とまあ、こんな不届き飼い主が野山で好き放題して、まわりに迷惑をかけているのもうなずけます。 ただ、偽らざる事実は縄文時代から犬と人は接触しているということです。人は川辺に村を作って住み、野犬は野山をネジロにして人間と共存していたという事実です。その頃はもとより、江戸時代まで野犬は野山で暮らしていたんです。予防接種もなく、飼い主にエサをもらってペット化する犬もほとんどなく、首輪をつけられることもなかったでしょう。当然、ほかの野生動物・野生植物とも共存していました。 近代(明治時代)になってペットブームとともに洋犬が輸入され、和犬との雑種化が進み、日本国内の野犬・ペット犬の数がいっきに増えました。昭和に入り、狂犬病予防のため野犬狩りが行われて野山から野良犬がいなくなり、犬は人の家庭でのみペット化しました。 このことから、現在の日本の野山は昭和に入ってから野生動植物の宝庫として形成されました。 もともと先住民として野山に生息していた動物の、一部分の種(犬を含む)だけを人間の勝手で絶滅させながら、近代になって現在の自然が形成されたんです。 これって、アメリカの白人が先住民のインディアンを駆逐して勝手に自分たちの国を作ったのと同じでしょう? 人間はエゴイズムの塊だから、自分の意見がすべて正しいと思いがち・・・現在の野山や国定公園で絶滅種が増えているのをご存じでしょうか?外来種の侵入という要因を含め、すでに自然のバランスが崩れているから種が保てないんです。 縄文時代から近代にかけて、どんな野生動植物がいたのか?がわかり、その自然な状態に野山を戻してやれば、「本当の自然」が還ってきます。 あなたの好きな野山が存在すると思います。 現在の「野山」は、人の手が入り、バランスを崩された後の「作られた自然」なんです。それって日本有史以来の「本物の自然」なんですか?欺瞞に満ちた自然・野生は、しょせん作り物です。 私は、野山に犬が存在することに疑問を持ちません。むしろ、たとえペット犬だとしても、野山に犬が存在することが古来からの日本の自然な形と思います。だって、縄文時代から犬のおしっこを野山にふりまいていたのに、おしっこのせいで100年間草花が生えないとするなら、今頃日本のすべての山はハゲ山になってるでしょ? 私は感情にとらわれずに、あくまでも事実のみに目を向けて物事を判断するほうです。 ペット同伴登山賛成派・反対派で議論して結論を出していただきたいのですが、初心者の私にとってはまだ時期早尚でしょうか?
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